- ノートパソコンの画面でSwitchをプレイしたい
- 30秒以上のプレイ動画を保存したい
- ゲームのスクショを撮るタイミングが合わない

こんなお悩みを解決します!
みなさんはノートPCの画面でSwitchやPS4などをプレイしたいと思ったことはありませんか?
キャプチャーボードという機器を使用すれば、ノートPCの画面にゲーム機の映像を出力することが可能です。

キャプチャーボードは種類が豊富で値段もピンキリなので、どれを買えばいいか迷ってしまうと思います。
機種によってはプレイに支障が出るレベルで遅延が発生してしまうので、慎重に選ぶべきです。
そこで今回は、ほとんど遅延が無く価格もリーズナブルな『Genki ShadowCast』という超小型キャプチャーボードを紹介します。
購入して半年間使用した感想や、どんな人にオススメなのかを書いていくので、ぜひ参考にしてください!
- ノートPCの画面でゲームをプレイしたい場合は「ShadowCast」一択
- 難しい配線や設定なしでプレイ画面を録画可能
- 本格的にゲーム実況したい場合は、もっと高価なキャプチャーボードを選びましょう

ShadowCastの製品概要
製品仕様
まずShadowCastの製品仕様を見ていきましょう!
大きさ | L×W×H:52×25×9 |
重さ | 10g |
入力 | 4K/30fps or 1080p/60fps |
映像出力 | 1080p/30fps ~ 720p/60fps |
音声出力 | モノラル |
入力端子 | HDMI |
出力端子 | USP Type-C2.0 (USB Type-A変換アダプター付属) |
電源 | PC側USBポートより給電 (0.4/5V DC) |
続いて接続するノートPC側の必要動作環境です。
対応OS | Windows/macOS |
CPU | Intel i5-3400 または i7-3537U2.0 GHz 以上 |
グラフィックボード | NVIDIA GT630 または GT735M 以上 |
メモリ | 4GB以上 |
念のため、使用予定のノートPCのスペックを確認しておきましょう!
製品の外観
ShadowCastの外観を見ていきましょう!

いざ開封!ワクワク!(半年前に開封してますけどね笑)

大きさはずんぐりとしたUSBメモリといった感じでしょうか。
続いて同梱物です。

- ShadowCast本体
- USB Type-C 2.0(1.8m)
- USB Type-C to Type-A 変換アダプター
- 説明書
- ステッカー2枚
なんかShadowCastとメトロイドがコラボしたみたいなイカしたステッカーが付いてきます。やったね!
続いて実際に使用した感想を記載していきます!
良かった点
ノートPCとの接続が簡単
ノートPCとの接続方法が非常に簡単で、機械が苦手な方でも迷うことなく接続することができると思います!
まず、ShadowCast本体に付属のUSBケーブルを挿します。
次に、ShadowCastをSwitchのドックのHDMIポートに挿します。

ShadowCastは非常に小型なので、挿した状態でドックの蓋を閉めることができます。

あとはUSBケーブルの反対側をノートPCに挿すだけです!
Switch以外のゲーム機器でも、HDMIポートがあれば同様の手順で接続できます。
動作軽快モードはほとんど遅延がない
ShadowCastは基本的に、専用のアプリを使用してゲーム画面をノートPCに映します。
専用アプリには、「動作軽快モード」と「解像度優先モード」の2種類の動作モードが用意されています。

動作軽快モード | 滑らかな動作を優先するモード |
解像度優先モード | 解像度を優先するモード |
正直、「解像度優先モード」では快適にゲームをプレイすることができません。
違和感のあるレベルで遅延します。(コントローラーのボタン入力が反映されるのに時間がかかる)
どうぶつの森のようなゆったりスローライフゲームでも、ボタンの反応がスローすぎてイラついてしまうと思います。
使用するモードは動作軽快モード一択になります。
動作軽快モードの場合はなんと、遅延は0.1秒以内です!!(純正コントローラーを使用)
さすがに1フレームの差が命取りになる対戦ゲームや音楽ゲームなどは厳しいかもしれませんが、それ以外のゲームは問題なく遊べると思います!
その代わり画質は少し悪いです。解像度720pになるので、Switchの携帯モードと同じになります。


ノートPCの画面が大きいと少し粗く感じてしまうかもしれません。
個人的には全然許容範囲の画質ですが、高画質で画面キャプチャーをしたい方はパススルーできるキャプチャーボードの購入を検討しましょう。(パススルーは別途モニターやテレビと接続する必要があります)
気になった点
専用アプリの機能が少ない
続いて気になった点になりますが、専用アプリがイマイチだと感じました。
非常にシンプルで操作が分かりやすいのですが、シンプルすぎて機能が足りないと思ってしまいます。

一番残念だったのが、録画の一時停止ができない点です。
録画を停止するとその時点でファイルが分割されてしまいます。更に、ファイルの保存場所を選択することができません。
最後にもう1つ残念なポイントですが、録画中は常に画面左上に録画ボタンが表示されます。

そんなに大きくはないのですが、もしかしたらボタンと重要な表示が重なってしまうゲームがあるかもしれません。(今のところ出会ってないですが)
と、ここまで専用アプリの気になった点をいろいろ書いてしまいましたが……安心してください!
シンプルな機能で十分な方は専用アプリを、物足りない方は他の録画ソフトを使用すると良いでしょう!
音声出力はモノラルのみ
ShadowCastは残念ながらステレオ非対応で、モノラルで出力されます。
つまり、PCにスピーカーを2つ繋いでも、2つのスピーカーから同じ音が出ます。
まあ6000円台のキャプチャーボードなので仕方がないかなと~思いますね!
ShadowCastの購入がオススメな人
続いて、ShadowCastはどんな人にオススメかを書いていきます。
- ノートPCの画面でゲームをプレイしたい
- 家族がテレビを見ている間に大画面でゲームをしたい
- Switchで30秒以上のプレイ動画を保存したい
- プレイ画面をよくSNSにアップする
- ゲーム実況をお試しでやってみたい
ノートPCの画面でゲームをプレイしたい
一般的なキャプチャーボードでは、ノートPCの画面でゲームをプレイするのは難しいです。
プレイに支障をきたすレベルで遅延するからです。
ではゲーム生配信しているような人たちはどうやってゲームをプレイしているのかというと、もう1つ画面をつなげて、そちらの画面を見ながらゲームをプレイしています。
もう1つのモニタを用意せずにノートPCの画面でゲームをプレイしたい!という方には、超低遅延のShadowCastがオススメです!!
家族がテレビを見ている間に大画面でゲームをしたい
僕がShadowCastを購入した理由の1つが、家族がテレビを見ている間にSwitchをプレイしたいという理由でした。
Switchなら携帯モードでプレイすればいいんじゃない?
なんて思うかもしれませんが、Switchの携帯モードだと文字が見づらいゲームも多いんですよね。(特にPC版から移植したゲーム)
それでShadowCastを購入したわけですが、1つ問題がありました。
それは、Switchのドックを移動させるのが面倒くさいという問題です!

持ち運ぶにはけっこう大きいんだよね
そこでノートPCでプレイする用にもう1つドックを購入しようとしたのですが、品切れだったのでこちらの製品で代用しています。

\ 詳しいレビューはこちら /

Switchで30秒以上のプレイ動画を保存したい
Switchの標準機能では、30秒までの動画しか保存できません。
もちろん他のキャプチャーボードでも同じことですが、ShadowCastはコスパが良いと思います。
プレイ画面をよくSNSにアップする
強敵を倒したときや、激レアなアイテムをゲットしたとき等に、SNSにスクショをアップしたくなる人も多いのではないでしょうか?
興奮してスクショを撮るタイミングを逃してしまうこともあるかもしれません。
画面録画しておけば、動画から画像を切り取ることができるので、スクショボタンを押すタイミングを気にする必要はありません!
また、ゲーム機の標準機能で直接SNSにアップしたりスマホに画像を送ったりできますが、ひと手間かかってしまいますよね・・・。
ウィンドウを小さくすれば、ゲーム画面とSNSの画面を並べながらゲームをプレイするなんてこともできますよ!
ゲーム実況をお試しでやってみたい
今からゲーム実況をはじめてみたいな~と思っている人も多いのではないでしょうか?
CS機のゲームを実況したい場合はキャプチャーボードが必須になります。
でも、途中で飽きちゃうかもしれないのに1万円以上のキャプチャーボードを買うのはちょっとこわい・・・という人にはShadowCastがオススメです!
ShadowCastの購入をオススメできない人
続いて、ShadowCastの購入がオススメではない人を書いていきます。
- 高画質でゲームをプレイしたい
- 対戦ゲームをよくプレイする人
高画質でゲームをプレイしたい
前述しましたが、ShadowCastの専用アプリでゲームをプレイする場合の動作モードは「動作軽快モード」一択になると思います。
動作軽快モードの場合、テレビやモニタでプレイするよりも目に見えて画質は粗くなってしまいます。
特にPS4やPS5のプレイを考えていて高画質を求めている人は、高価なキャプチャーボードを選んだほうが良いかもしれません。

対戦ゲームをよくプレイする人
ShadowCastは超低遅延のキャプチャーボードですが、全く遅延が無いわけではありません。
対戦ゲームをプレイする場合は、ハンデを背負うことになると思います。
「俺はゲームがうますぎるからちょっとくらいハンデがあった方が燃えるぜ!!」という人以外は、厳しいと思います。
レビューまとめ
- ノートPCとの接続が簡単
- 動作軽快モードはほとんど遅延がない
- 専用アプリの機能が少ない
- 音声出力はモノラルのみ
ノートPCの画面でゲームをプレイすることが目的の場合は、ShadowCastの購入で間違いないと思います!
本格的にゲーム実況をしたい人は、2万円程度のキャプチャーボードを購入した方が良いと思うのでよく検討してくださいね。

想像以上に大満足のキャプチャーボードでした!

