みなさんは最近、ゲームで泣きましたか?
こんにちは、方向音痴ゲーマーのテップウ(@teppu_game)です。
僕はマンガや映画でよく号泣しちゃうのですが、なぜかあんまりゲームで号泣した記憶がありません。
ウルッとすることはよくあるんだけど……
今回紹介するゲームは、そんな僕がボロボロ泣いてしまった作品『メグとばけもの』です。
「泣けるゲーム」という評判を聞いて、少し構えた状態でプレイしたのですが、それでも感動で泣いてしまいました。
そんな『メグとばけもの』の魅力をネタバレなしでお伝えしますので、ぜひ購入の参考にしてください!
- 魔界に迷い込んだ少女「メグ」と魔物「ロイ」の絆を描くアドベンチャーRPG
- 魔物ロイはほぼ無敵の強さを誇るが、メグをかばいながら戦う必要がある
- 素朴ながら丁寧なドット絵と美しい音楽が特徴的
良かった点
心を揺さぶられるストーリーと演出
本作の1番の魅力はもちろん、涙の感動ストーリーです!
ある日、人間の女の子「メグ」が、魔界に迷い込んでしまいます。
そこで魔物の「ロイ」と出会います。
ゲームタイトルで「ばけもの」呼ばわりされてしまってますが、その見た目は……
うーん、思ったよりばけもの(特に右腕)
少女がこんなバイ○ハザードに出てきそうな右腕の持ち主と出会ったら、ギャン泣きしてしまいそうなところですが、全く怖がる気配がありません。むしろ、普通に話しかけてきます。
しかし、ロイの仲間の「ゴラン」が、メグを食べようと大きく口を開けると、さすがに泣きそうになってしまいました。
そこで、世界に異変が起こります。
なんと、「メグが泣くと世界が崩壊してしまう」という事実が判明します。
た、大変だー!
魔物にとって人間は食べ物です。メグを放っておいたら、いつ魔物に襲われて世界が崩壊してしまうか分かりません。
かくしてロイとゴランは、魔物からメグを守りながら、人間の世界へと送り届ける方法を模索することになってしまうのでした……。
物語のあらすじはこんな感じです。ネタバレ防止のためにこれ以上は書きませんが、とにかく感動を誘う演出がすばらしく、僕は号泣してしまいました。
プレイヤーが号泣しても世界は滅びないから安心してね!(顔面は崩壊するけど)
個性的で魅力あふれるキャラクター
魔界で出会う魔物は、メグを襲おうとするやばい奴らばかりではありません。個性的で魅力あふれるキャラクターが多数登場します。
どこか抜けている魔物が多く、セリフ回しが独特で思わずクスッとしてしまう場面も多くありました。
感動と笑いのバランスが絶妙だったよ!
個人的に特にお気に入りのキャラクターは、評議会と呼ばれるこちらの4人。
何やらヒーロー物の悪の秘密結社みたいな雰囲気が漂っていますが、一体何ものなのか……。それはプレイしてのお楽しみということで!
ストーリーと合致した独特な戦闘システム
本作のジャンルは「アドベンチャーRPG」となっており、戦闘パートがあります。ターン制の戦闘になっているのですが、少しシステムが独特なので簡単に紹介します。
戦闘画面がこちらになります。なんだか昔のポケモンを思い出しますね。(こっちはバケモンだけど)
ロイは頑丈な魔物で、まさかの最初からHPがカンストしています。敵に攻撃されてもほとんどダメージを受けません。
ロイの後ろにメグがいますが、ロイが盾となって守ってくれているので敵から攻撃を受けることはありません。
しかし、ロイが攻撃されているのを見て、ショックで心にダメージを負ってしまいます。
心のゲージがゼロになってしまうと、メグは泣いてしまい、世界が滅びてしまいます(ゲームオーバー)。そのため、心のゲージが減ってきたら回復させる必要があります。
一般的なRPGの回復アイテムだと「ポーション」や「薬草」などが思いつきますが、本作の回復アイテムは……
おもちゃです!
ロイがおもちゃで遊んであげると、メグの心は回復します。戦闘中におもちゃで遊んであげている姿は、なかなかシュールですね。(待ってくれる敵めちゃ優しい。)
注意点としては、本作の戦闘はすべてイベント戦のようなもので、エンディングまでの戦闘回数は決まっています。
レベル上げはできず、成長も固定なので、キャラクターの育成というRPGの楽しみ方はほとんどできません。
ただ、難易度はそこまで高くないので、レベル上げができなくて詰んでしまうということはないと思います。
あくまでもアドベンチャーがメインで、RPG要素はストーリーを盛り上げるための演出と考えて良いでしょう。
素朴ながら丁寧なドット絵と美しい音楽
本作のドット絵は決して細かいわけではないのですが、不思議とキャラクターの表情が豊かに表現されています。
素朴なドット絵だからこそ味わい深い感じがしますし、想像が膨らみます。本作がリアルなグラフィックのゲームだったら、ここまで号泣できなかったかもしれません。
リアルなグラフィックのロイは普通にホラーかも……
また、感動的なシーンに合わせた美しい音楽も素晴らしく、涙腺をぶん殴ってきます。サントラが欲しくなること間違いなし……!?
気になった点
ストーリーが駆け足気味
本作のクリアまでのプレイ時間は、サブストーリーをすべて見ても4時間くらいになると思います。
休みの日にサクッと1日でプレイできますし、中だるみすることが一切なかったのは良かったのですが、少し話の展開が駆け足気味だったかなと感じてしまいました。
物語の内容的に、もう少しプレイ時間が長ければ更に号泣できるゲームになっていたかなと思いました。
これ以上泣いたら顔がカピカピになっちゃうかもだけど
バックログ機能がない
本作のUIはめちゃんこシンプルです。メニュー画面もめっちゃシンプル。
可能な操作は「閉じる」だけ!
しかし、セリフを読み飛ばしてしまったときのために、バックログ機能は有った方が良かったかなと思いました。
方向音痴でも問題なく遊べる?
本作は「方向音痴でも問題なく遊べるか」について解説します。方向音痴ではない方は飛ばしてくださいね!
本作の移動は基本的にマップ移動になっていて、実際にキャラクターを操作するエリアは、必要最小限で非常に狭く作られています。
レビューまとめ
- 泣けるゲームを探している
- アドベンチャーが好き
- ドット絵が好き
- 演出にこだわりのあるゲームが好き
- 短い時間でサクッとプレイしたい
プレイ時間は4時間と少し短めですが、笑いあり涙ありの、非常に濃密な内容になっていました。
久しぶりにゲームでボロボロ泣いてしまいましたが、次これくらい泣けるゲームにいつ出会えるか、今から心配です……。
あまり詳しいことを書きすぎると感動が薄れてしまうと思うので、細かい感想は書きませんでしたが、おもしろそうと思ったらこれ以上は何も調べずに購入することをオススメします!
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