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【マンガ3000冊以上所持】歴代おすすめマンガを紹介!

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【マンガ3000冊以上所持】歴代おすすめマンガを紹介!

マンガ大好きテップウです!

今回はマンガを3,000冊以上所持する僕が、個人的におすすめのマンガを紹介していきます。

有名な漫画が多めですし、完全に個人の好みなので偏りがあると思いますが、気になるマンガがあったらぜひチェックしてみてください!

目次

冒険バトル

DRAGON BALL(ドラゴンボール)

初っ端から超王道で説明不要な作品になっちゃいますが、やっぱりドラゴンボールはおもしろい!

原作の漫画は1995年に終了していますが、30年以上経っても新しいアニメシリーズや映画が頻繁に公開されるのは、ドラゴンボールくらいじゃないでしょうか!

物語の序盤は、悟空が仲間たちとドラゴンボールを集める冒険活劇になっていて、ギャグテイストが多めです。

徐々にバトル要素が増えていき、中盤からは「強敵が現れる」→「仲間が次々と敗北」→「修行でパワーアップ」→「ギリギリ勝利」の構図になります。

バトル漫画の王道展開が確立されたね!

なんとなく通っぽいので「初期の少年編が一番好き」と言いたいところですが、僕はド直球にフリーザ編が一番好きです。

ドラゴンボールでは珍しく三つ巴の心理戦が繰り広げられて、ハラハラする展開が続きます。「わたしの戦闘力は530000です」の絶望的なシーンが有名ですね!

30年以上前のマンガですが、鳥山明先生の絵柄は唯一無二でまったく色あせないので、古臭さを感じずに楽しむことができると思います!

バトルシーンのかっこよさは、今でもナンバーワンだと思ってるよ!

ONE PIECE(ワンピース)

ルフィが海賊王を目指して仲間たちと航海する海賊マンガ。これまた説明不要な作品ですね!でもやっぱりおもしろい!!

1997年連載開始と超長期連載なので、大人になるにつれて途中離脱しちゃった人もいるかと思いますが、もったいないです!大人が読んでもマジでずっと面白いですから!

主人公のルフィは「ゴムゴムの実」という悪魔の実を食べたゴム人間です。あらためて、主人公の能力を「ゴム」にしちゃうって斬新ですよね!

そこから能力者同士のバトルになるかと思いきや、意外にもその後仲間になる「ゾロ」「ウソップ」「サンジ」「ナミ」は、悪魔の実の能力者ではないんです。ここも斬新なポイントだと思います!

仲間の最初の能力者は、まさかのトナカイ人間

ストーリーがおもしろいのはもちろんのこと、キャラの魅力も半端じゃないです。長期連載でたくさんのキャラが登場してきましたが、序盤に出てきたザコ敵が謎に人気だったりします笑

ワンピースは記事執筆時点で最終章が描かれています。これまで散りばめれていた伏線が次々と回収されていってます!

間違いなく漫画史上に残り続ける大名作なので、途中離脱しちゃった人も、ぜひこれを機に読み返してみてください!

能力バトル

ジョジョの奇妙な冒険

もはや「ジョジョ」という一つのジャンルと言っていいほど、唯一無二な雰囲気を持つマンガです。

謎のポーズ(通称ジョジョ立ち)、謎の擬音、数々の名言、口の悪いキャラクター達……最高ですね。

よく他の漫画でパロディされているので、ジョジョを読んで元ネタを知ると、いろんな漫画の楽しみが増えるかもしれません!

ジョジョは「第1部」「第2部」といった形でストーリーが分かれています。記事執筆時点では第9部にあたる『The JOJOLands』が連載中です。

各部ごとに主人公や舞台が異なりますが、作品を通して「人間讃歌」がテーマになっています。(ジョジョで初めて知る言葉)

意味は良く分からないけど『スゴ味』があるッ!

AIに聞いてみたら、「恐怖や自身の弱さを知りながらも、それに屈せず運命に立ち向かおうとする人間の気高さや可能性を称賛する言葉」だそうです。まさにジョジョそのものを表した言葉でした!

ジョジョは「第1部」から「第9部」まであって、どこから読めばいいか分からないと思いますが、個人的にはぜひ「第1部」から読むことをオススメします。

有名な「スタンド」が出てくるのは「第3部」からになりますが、「第1部」にも名言はいっぱいありますし、ジョースター家とディオの因縁を知ると、その後のストーリーが何倍も楽しめます!

「第3部」からのスタンドバトルは頭脳戦になっていて、敵の能力が分からない状態で戦うので常にハラハラした展開が楽しめます。ジョジョは能力バトルのパイオニアですね!

後の作品に影響を与えまくっているマンガだから、ぜひチェックしてね!

幽☆遊☆白書

『HUNTER×HUNTER』で有名な冨樫義博先生の、最初の大ヒット作品です。

物語の序盤は、霊体となった主人公の浦飯幽助が様々な事件を解決していく1話完結式のヒューマンドラマでしたが、途中でバトル漫画路線になりました。

正直バトルが始まる前のパートは、今見返すとあまり面白くない……ですが、「飛影」や「蔵馬」といった超人気キャラは割と序盤から登場します。飛影は「元祖・厨二病」ともいわれるキャラでして、女性人気も絶大です!

邪眼の力をなめるなよ(声に出して言いたいセリフ)

6巻から「暗黒武術会編」が始まって、本格的にバトル漫画になります。ここからは加速度的におもしろくなっていきます!

冨樫先生の絵もどんどん完成されていき、「領域(テリトリー)」という能力が出てきて更に心理戦が面白くなりますが、なんと19巻という少年ジャンプの大ヒット作としては異例の短さで完結してしまいます。

人気絶頂だったのでもちろん打ち切りになったわけではなく、冨樫先生の意向で終了したとのことです。

最後は駆け足的にバタバタと物語が進んでいき、ある意味伝説の最終回で終わります。そこもまた、『幽☆遊☆白書』のおもしろさだなと感じます!

伝説の最終回を自分の目で確かめてみてね!

HUNTER×HUNTER

1998年に連載開始で現在も連載中の、冨樫義博先生2つ目の大ヒット作品です。(あれ?ワンピースとほぼ同時期に連載開始してるのに、単行本の巻数が半分以下……?)

ハンターハンターは休載が多いことでも有名で、若い世代では「読んだことないけど休載が多いことだけは知っている」ということも珍しくなさそうです。

そんな人たちに声を大にして言いたい……。

休載は置いといて、とにかくおもしろいから読んで!!

本作の魅力はたくさんありますが、一番すごいと思うのは先の展開が全く読めないという点です。

少年漫画らしくハッピーな展開に向かうこともあれば、一転してダークな展開に向かうこともあり、さらにはまったく想像していない第3のパターンに向かうことも多々あります。一度読み始めれば、ページをめくる手が止まらなくなることでしょう!

そして、設定の作り込みが尋常じゃないことも大きな魅力のひとつです。

途中から「念」という能力が登場するのですが、設定の作り込みがすごすぎて、本当に現実世界に存在するのではないかと錯覚してしまいます。(水見式を試そうとしたのは自分だけではないはず)

このリアリティが作品への没入感を高めているんだね!

現在進行中の「王位継承編」は、いろいろと複雑で文字量も小説くらいあるので、少し賛否が分かれるところもありますが、「キメラアント編」までは間違いなく万人にオススメです!

バトル・ファンタジー

DRAGON QUEST -ダイの大冒険-

国民的RPG『ドラゴンクエスト』の世界観・設定をもとにした作品です。

ゲーム本編のストーリーとはまったく別のものになるので、ドラクエをプレイしたことがない人でも楽しむことができます!

本作は、「特別な力を持った勇者ダイが、世界を侵略する大魔王バーンを倒す旅に出る」という、王道中の王道のストーリーになっています。

だがそれがいいッ!

本作の舞台は一度、魔王ハドラーによる侵略を受けましたが、アバン率いる勇者パーティーが勝利し、世界に平和が訪れます。それから十数年後、魔王ハドラーが復活するところから物語が始まります。

十数年前にハドラーを倒した勇者パーティーと、ダイ率いる新しい勇者パーティーとの師弟関係が本作の大きな魅力になっています!

本作の主人公はタイトルの通り「ダイ」ですが、彼は最初から特別な力を持っています。これも少年漫画の王道ですよね!

ダイの相棒である「ポップ」が魔法使いとしてパーティーに加わるのですが、敵の前で怖くて逃げだしちゃったり、感情的で怒りやすかったりと、ダイとは打って変わって普通の少年です。このポップの成長がめちゃくちゃアツいんです!

ポップが主人公という声も……!

そしてもう一人、敵側で大きな成長をするキャラがいるのですが、それは実際に読んで確かめてください!

敵側もただ世界征服を目論むだけの「悪」ではなく、それぞれの信念をもって行動するので、敵味方共に魅力的なキャラに溢れた作品です!

NARUTO -ナルト-

日本のみならず海外でも絶大な人気を誇る忍者漫画です。海外に「NINJAはクール」という認識を定着させたパイオニア的存在ともいわれています。

ナルト以前の忍者のイメージは、陰で暗躍するスパイといった感じで、少し渋いイメージがあったと思います。ナルトの登場によって、忍者のイメージが大きく変わり、ド派手な忍術や体術を使うスーパーヒーローになりました!

岸本斉史先生の圧倒的画力と相まって、一気にNINJA人気に火が付いたよ!

本作のバトルは単純に強力な術のぶつけ合いではなく、相手の術の仕組みをどう攻略するかを考える、頭脳戦になっています。チーム戦になることも多いので、仲間との連携による緻密なバトルが楽しめます!

また、ナルトは忍者アクションのかっこよさだけでなく、人間ドラマも魅力のひとつです。

落ちこぼれで嫌われ者のナルトが、里の住民に認められるために努力して成長していく姿は感動ものです!

僕の勝手なイメージですが、ナルトは知名度の割に、最終話まで全部読んでいる人は少ないように感じます。僕自身も、後半あたりで話の展開が遅く感じてしまい、いったん読むのをやめてしまっていました。

完結してしばらく経ってから全巻まとめ買いして読みましたが、一気に読むと展開の遅さがあまり気になりませんでした!

続編の『BORUTO-ボルト-』もめちゃくちゃおもしろいので、ぜひナルトと一緒に一気読みしてみてください!

封神演義

中国の古典怪奇小説『封神演義』を藤崎竜先生が改変した作品です。僕はもちろん原作を読んだことがないですが、たぶんめっちゃ改変されてます笑

本作は単行本が全23巻と、少年ジャンプのヒット作としては少し短めです。しかし、打ち切りということはまったくなく、物語がキレイにまとまっています。

序盤から伏線が張り巡らされていて、読者は多少違和感を感じながらも、楽しく物語を読み進めていきます。そして終盤で見事に伏線を回収していきます!

結末を知ったら最初から読み返したくなるよ!

主人公の太公望の戦い方が、普通の少年漫画の主人公とは一味違う点もおもしろいです。敵を挑発して罠にハメたり、仲間の能力を引き出したりと、知略を駆使して勝利への道筋を描き出します。

藤崎竜先生の、ポップでスタイリッシュな画風も魅力的です!味方の仙人達は美男美女揃いですし、敵の「十天君」という仙人グループのビジュアルは衝撃的でした。

もちろん本作は原作を知らなくても楽しめるので、ぜひチェックしてみてください!

格闘バトル

グラップラー刃牙

格闘漫画の金字塔『刃牙(バキ)』シリーズの1作目にあたる作品です。現在「第6部」まで続く長期連載のシリーズとなっています。

本作のストーリを一言で表すと、「史上最強の親子喧嘩」です。主人公「刃牙」の父親「勇次郎」は、単独で一国の軍隊を圧倒する化け物です。

とある事件をきっかけに父親への復讐を誓った刃牙が、強さを求めて世界中の猛者たちとバトルしていきます。

第1部の『グラップラー刃牙』は全42巻ですが、そのうち21巻から最終巻までは、世界中から集結した34名の格闘家が地上最強の座を争う「最大トーナメント」が描かれます。

20巻以上も同じトーナメントをやっていると聞くと途中で飽きてきそうですが、全くそんなことはありません!

「最大トーナメント」編は刃牙シリーズの中でも一、二を争う人気だよ!

最大トーナメント編では、これまでに登場してきたキャラももちろんエントリーしますが、初登場のキャラが多数登場します。

普通の漫画だと、初登場のキャラのほとんどにスポットが当てられず、主人公たちのバトルがメインになりそうですが、刃牙は違います。

1試合、1試合、すべてが丁寧に描かれ、名勝負が繰り広げられていくのです!それぞれが各国の猛者たちなので、勝敗もまったく読めません。観客と同じ目線で、誰が勝つのかドキドキしながらトーナメントを楽しむことができます!

ぜひ誰が勝つのか予想しながら読んでみてね!

エアマスター

将棋バトル漫画『ハチワンダイバー』で有名な柴田ヨクサル先生の、もう一つの代表作です。

ひとつ前に紹介した『グラップラー刃牙』は、格闘技を極めた猛者たちの戦いでしたが、本作はストリートファイトということで、普段は普通に学生や仕事をしているキャラも多いです。

主人公の「相川摩季」も、普段は少し内気な普通の女子高生(身長184センチ)です。体操選手時代に培った経験を活かし、空中での華麗な技を得意とすることから「エアマスター」と呼ばれます。

自分の趣味や特技を活かしたバトルスタイルのキャラが多く登場するのが、他の格闘漫画には無い魅力だと思います!

基本ぶっ飛んだバトルスタイルだよ!

たとえば、BMX(チャリ)に乗って戦うキャラや、格闘ゲームのキャラ「アキオ」を師と仰ぎ、アキオの動きを完コピして戦うキャラなんかがいます。刃牙とはまた違う方向にぶっ飛んでますね!

本作のストーリーは、序盤はギャグが多めになっています。ギャグはちょっと好みが分かれる感じで、ノリについていけない人もいると思います……。

ただ!「深道(ふかみち)」というキャラが出てきてから、マジで一気におもしろくなります!

深道はとある目的があり、独自にストリートファイターの強さを格付けした「深道ランキング」を作成しています。最終章では、深道ランキングのランカーを集め、バトルロイヤルが開催されます。この戦いがマジでアツい!!

ちょっと序盤が退屈に感じるかもしれませんが、最終章までに登場した強キャラも多数参戦するので、最初から飛ばさずに読んでほしいです!

ファンタジー

魔法陣グルグル

ギャグファンタジー漫画の金字塔と言われる作品です。

『ドラゴンクエスト』シリーズをはじめとする王道RPGのパロディが詰め込まれていて、ゲームが好きなら間違いなくハマるでしょう!

特に前半はギャグの切れ味がものすごく、ファンタジーな世界観とのギャップが衝撃的でした。

シリアスな展開になりかけると、クサいセリフに敏感な妖精「ギップル」が登場して、すぐにギャグに引き戻してくれます。

ギャグとシリアスのバランスが絶妙!

また、ヒロインのククリは主人公ニケのことが大好きなのですが、ニケはちょっとスケベな性格でエッチなお姉さんにすぐに惹かれてしまうので、ククリのことが好きなのかハッキリしません。そんなラブコメ要素も本作の魅力のひとつです!

そして本作を語る上で外せないのが、「キタキタおやじ」というキャラクターです。半裸の腰ミノ姿で、キタキタ踊りという怪しい踊りの後継者を探しています。

ニケたちの旅に付きまとい邪魔者扱いされていますが、しぶとい生命力と図太さでギャグを牽引していきます!

キタキタおやじのおにぎりは衝撃的だった……。

少しテンポ感が落ちてしまってると感じましたが、続編の『魔法陣グルグル2』も十分おもしろいので、ぜひあわせてチェックしてみてください!

ダンジョン飯

2024年にアニメ化され、シリーズ累計発行部数1,400万部を突破した大ヒット作品です。

食料と資金を失った主人公・ライオスのパーティが、襲い掛かって来る魔物を調理して食べながらダンジョンを潜っていく物語です。発想がすごいですね!

完成する料理にはちゃんと料理名が付けられます。「大サソリと歩き茸の水炊き」「人喰い植物のタルト」などなど……。うーんおどろおどろしい……笑

絶対再現できないのに、料理本のように細かくレシピが記載されるところがおもしろいです。材料が「歩き茸」とか「干しスライム」とか魔物なんですが、なんだか作れそうなくらいレシピがリアルで、こだわりを感じます。

リアルすぎて食べてみたくなるよ!

この世界では魔物を食べる文化があるのかと思いきや、他のパーティからは普通にドン引きされています笑

「魔物を料理してリアルなレシピを載せる」という発想がおもしろいので、1話完結式で毎回料理をするだけでも十分おもしろい作品になったかと思いますが、本作はストーリーもめちゃくちゃおもしろいんです!

ただダンジョンを潜るだけでなく、ちゃんと縦軸となるストーリーがあるので、連載中は続きが気になって仕方ありませんでした。現在は完結済みなので、一気に読み進めてしまうと思います!

ストーリーについては何も知らずに読んだ方がおもしろい作品なので、これ以上は説明しません。とりあえず読もう!

あとギャグもちゃんとおもしろい。なんだこの完璧な作品は!

惑星のさみだれ

タイトルの読みは「”ほし”のさみだれ」。水上悟志先生の代表作です。

隠れた名作としてマンガ好きには超有名な作品でしたが、連載終了から12年が経過した2022年にアニメ化しました。ただ、僕は見てないですが残念ながらこのアニメは評判が良くないようです。

ということで原作を読もう!

本作は平凡な大学生・雨宮夕日がある日、世界を救う「指輪の騎士」の1人に選ばれ、「掌握領域」という能力を得るところから物語が始まります。

夕日は斜に構えたメガネキャラで、正直ちょっとウザいです。大学生にもなって中二病かよ!と思ってしまいます。

なので序盤はちょっと読むのがツラくなってくるのですが、物語が進むにつれて右肩上がりにどんどん面白くなっていきます。そしてその勢いのまま圧巻のラストを迎えます!

序盤はちょっと我慢して読み進めよう!

夕日を含め、最初はあまり好きではなかったキャラクター達も、最後はみんな大好きになります。水上先生は物語の盛り上げ方が天才的なんですね!

同じく水上先生の作品で、現代版の『火の鳥』と称される『スピリットサークル』も、クライマックスが感動的でオススメです!

ダークファンタジー

鋼の錬金術師

『鋼の錬金術師』通称「ハガレン」。僕が小学校高学年の時にめちゃくちゃ流行りまして、コロコロコミックからガンガンに読み替えた友人をみて大人だな~と思ったものです。(どうでもいい)

錬金術最大のタブーである「人体錬成」をしてしまい、代償として肉体を失ったエルリック兄弟が、肉体を取り戻す手がかりとなる「賢者の石」を探すため旅に出る物語です。

ハガレンは「物語の無駄が一切ない」と言われるほど、ストーリーが完璧な作品です。

謎や衝撃的な事実がテンポよく明かされていくので、どんどん引き込まれていきます。マジで引き伸ばしが一切ない!

ダークな世界観で割と序盤に有名なトラウマシーンもありますが、ギャグが織り交ぜられていたり、アツいセリフも多くあったりするので、作品全体の雰囲気はそこまで暗くありません。シリアスとコミカルのバランスが絶妙だと思います!

勘のいいガキは……

また、無駄のない物語の中で、各キャラそれぞれにちゃんと見せ場があります。つまり無駄なキャラも存在しないんですね!

何かを得るためには同等の代価が必要である「等価交換」が世界の原則となる本作。マンガの購入代金は「等価交換」以上の価値があるはずです!

進撃の巨人

目の前で母親を巨人に喰われたエレン・イェーガーが、すべての巨人を駆逐することを誓い調査兵団に入団する物語。

ひとつ前に紹介した『鋼の錬金術師』に匹敵するほど、こちらも物語に無駄がない作品です。

第1話から伏線が張り巡らされていて、それが驚くほどキレイに回収されていきます。

一度読んだだけでは分からないほど伏線が大量にあって、ついつい何周もしたくなります。そして考察系のサイトを見て、まだまだ気づいてなかった伏線がゴロゴロあることを知り驚愕を受けます。

もう鳥肌シーンだらけ!

絶対にネタバレを見ないで読むべきなので、これ以上は書きません。

とりあえず本作に興味を持ってもらうために、ただの「人類 vs 巨人」の物語ではないということだけ伝えておきます!

からくりサーカス

『うしおととら』(通称うしとら)で大ヒットした藤田和日郎先生が、次に連載した作品です。「うしとら」も超アツい作品ですが(特にラストバトル)、個人的には『からくりサーカス』の方がハマりました!

本作も伏線の回収がすばらしい作品ですが、「ハガレン」や「進撃の巨人」のように無駄のない物語とは言えず、正直「このシーンいるかな……。」と思う部分もけっこうあります。

でも、そんな細かいことが吹き飛ぶくらい、ものすごい感動が待ってます!!

brbrva(ネタバレ防止のため謎の伏字)がもう……ね!

本作は、莫大な遺産相続でトホホな少年「才賀 勝(さいが まさる)」が、サーカスで生活を始める「サーカス編」と、勝を助けたら死にかけた青年「加藤 鳴海(かとう なるみ)」が、からくり人形との闘いに巻き込まれる「からくり編」の、2つの物語が交差して進んでいきます。

「サーカス編」はギャグ成分多め、「からくり編」はシリアス成分多めになっているのですが、ぶっちゃけ僕個人としては「サーカス編」がちょっと退屈でした。しかし、このコントラストがあるからこそ、後々驚きの展開に繋がっていきます。

ちなみに『からくりサーカス』は2018年にアニメ化されていますが、単行本全43巻を36話に詰め込んだため、多くのシーンや心理描写が省略されているようです。ぜひ原作のマンガを読んでほしいと思います!

遊☆戯☆王

トレーディングカードゲームで有名な「遊戯王OCG」の原作マンガです。

「原作は読んだことがないけど、遊戯王のカードはやってたぜ!」という人も多いのではないでしょうか。僕自身もカードから入って、後からマンガを読みました。

実は原作でカードゲームが登場するのは物語の途中からになります。序盤は、ひ弱な主人公・遊戯のもう一つの人格「闇遊戯」が、悪人に対して様々な『闇のゲーム』をしかけ、ゲームに負けたりルールを破ったりした者に「罰ゲーム」を与えるダークヒーローものの作品でした。

罰ゲームの内容が思ったよりエグイ……!

途中で登場した架空のカードゲーム「マジック&ウィザーズ」が好評だったことから、カードバトル中心のストーリーにシフトしていきます。

初期はカードバトルのルールがけっこうガバガバで、言ったもん勝ちの「俺ルール」で勝利を収めていました。(それはそれで勢いがあって好き笑)

段々とルールがブラッシュアップされていき、最終的には今の遊戯王OCGに近いルールになります。ひとつのカードゲームが完成する過程を見ることができます!

もちろんただカードバトルをしているだけでなく、ストーリーもちゃんとおもしろいです。

遊戯と城之内君の友情が最高にアツい!

特にラストバトルが感動的で、心に深く残るものになっています。

万人におすすめの作品ですが、遊戯王のカードゲームをやったことがある人は特に必読です!

バーサス

『ワンパンマン』で有名なONE先生が原作を務める作品。原作・構成・作画という特殊な3人体制で制作されています。

この独自体制だからこそ実現できる重厚な世界観!

以下、第1巻のネタバレを含みます。

本作の舞台には、13の世界が存在します。それぞれの世界に異なる人類の「天敵」が存在し、人類は滅亡の危機にさらされていました。

例えば、魔族が天敵の「魔勢界」、ロボットが天敵の「機律界」、パラサイトが天敵の「寄生界」といった感じです。

それぞれの世界で、別の世界の人類に助けを求めた結果、いろいろあって13の世界が1つにまとまってしまいます。もちろん13種の天敵も一緒に……。

いろんなゲームのラスボスが1つのゲームに集まったような絶望感

「あ、人類終わったな……。」と思いきや、一筋の光が差し込みます。とある別の世界の天敵同士が、争い始めたのです。

そこで人類は、「天敵同士を互いに喰らい合わせる」という大胆な作戦に出る……という物語です。

どの世界の天敵も人類を壊滅に追い込む最強の敵なので、「最強 vs 最強」の迫力満点な戦いが描かれます。

とにかくスケールが大きい!

戦闘シーンのおもしろさはもちろんですが、別世界の人類同士のいざこざもあって、人間ドラマのおもしろさもあります。

果たして人類はすべての天敵を相打ちさせ、生き残ることができるのか……!続きが非常に楽しみな作品です!

ドロヘドロ

隠れた名作……かと思っていたらアニメ化で大ヒットした作品。

僕は電子書籍でマンガを買うことが多いですが、『ドロヘドロ』は表紙が艶っぽいエンボス加工されていて豪華なので、紙の本で集めました。

めっちゃこだわりを感じる!

本作の舞台は、魔法を使えない一般人が住む「ホール」と、「魔法使いの世界」の2つの世界に分かれています。魔法使いたちはたびたびホールにやって来て、住民を魔法の練習台にしています。

主人公・カイマンはホールに住む住民で、魔法使いに頭をトカゲに変えられ、記憶も失ってしまいました。相棒のニカイドウと共に、魔法使い狩りをしながら自分をトカゲ頭にした犯人を捜します。

「カイマンが自分の記憶を取り戻す」ことが縦軸となっていますが、物語はどんどん予想ができない方向に展開していきます。

謎が謎を呼ぶ、引き込まれるストーリーだよ!

なかなかグロテスクなシーンもありますが、どことなくカラッとしていて、グロ耐性があまりない自分でも大丈夫でした。

ダークな世界観ですが、登場するキャラがみんな愛嬌があって、ブラックな笑いも散りばめられており、独特のユーモアがあります。説明が難しいですが、とにかく唯一無二な世界観です!

また、林田球先生は東京藝術大学で油絵を専攻した経歴を持っていて、画力がヤバいです。1コマ1コマ芸術作品を見ているように感じます。

アニメの方も再現度が高いと評判ですが、やはり原作マンガを読んで、林田球先生の圧倒的画力を肌で感じて欲しいと思います!

SF

大ダーク

林田球先生が、『ドロヘドロ』の次に連載している作品です。唯一無二な世界観のドロヘドロの連載が終わってロスに陥っていましたが、割とすぐに本作の連載が始まって救われました!

本作は「手に入れればどんな願いも叶う」と言われる特別な骨を持つ14歳の少年・ザハ=サンコが、襲い来る宇宙人どもを返り討ちにしていく物語です。

ドロヘドロは「カイマンの正体にせまる」という物語の重要な目的がありましたが、本作はそういった目的は特にありません。

ダークな世界観に独特のユーモアという点は共通していますが、本作はドロヘドロよりもコメディ多めになっています。

ドロヘドロのギャグが好きだった僕にはたまらないッ!

登場するキャラクターもよりお茶目になっていて、禍々しい見た目とのギャップに磨きがかかっています。

もちろん芸術的な圧倒的画力も健在。残念ながら僕の語彙力で本作の魅力を伝えきることは到底できないです。とにかく超スーパーウルトラハイパー超超マックスおすすめな作品です!

寄生獣

「人間とは何か?」という深いテーマを持った、哲学的な作品です。オススメ漫画ランキング的な記事にはほぼ必ず登場するような、完成度の高い作品です!

地球上に突如、人間の頭に寄生して人間を食べるパラサイトが現れます。普段は人間の姿をしていますが、人間を捕食するときは顔がパカッと割れます。なかなかグロテスク……!

本作の主人公である平凡な高校生・泉新一もパラサイトに襲われますが、頭への侵入をなんとか防いだ結果、右手に寄生されます。パラサイトは知能が高く喋ることもでき、右手なので「ミギー」と名乗ります。名前かわいい!笑

なんとなくヒダリーじゃなくて良かった…‥!

物語は「人間」vs「パラサイト」の構図になりますが、人間とパラサイトの中間となった「新一とミギー」はどうなってしまうのか……!という物語です。

パラサイト側は、最初はただただ人間を捕食する恐怖の存在として描かれますが、読み進めていくうちに見え方が少し変わってくると思います。

哲学的なテーマなので「難しいマンガなのかな?」と思ってしまうかもしれませんが、ストーリーは分かりやすくておもしろいので、気軽に読んでみてください!(読んだ後はいろいろ考えさせられるけどね!)

それでも町は廻っている

『それでも町は廻っている』通称「それ町」。ジャンルとしては日常系コメディが一番近いと思いますが、あえてSFに分類してみました!

1巻の表紙が「メイド服を着たかわいい女の子」だったので、萌え系マンガかな?と勘違いしていたのですが、全然違いました。

本作は下町の商店街を舞台に、メイド(?)喫茶「シーサイド」で働く女子高生・歩鳥を中心とした日常を描く、一話完結式のコメディ作品です。

ただしオーソドックスな日常系コメディではなく……

歩鳥が探偵に憧れているということもあり、ミステリー回もあります。大きな事件かと思いきや、割としょうもないことが事件の顛末だったり、かと思いきや実はSF的なオチだったり……。

日常の中にミステリー・SF・ホラーといった様々な要素が、違和感なく溶け込んでいます。この少し不思議な世界観が本作の大きな魅力となっています!

また、本作は各話の掲載順序と時系列順が一致しない「時系列シャッフル」という手法が取り入れられていることも大きな特徴です。長期連載にもかかわらず、時系列順に話を並べると矛盾が発生していないことがすごいですし、さらに細かい伏線や小ネタが散りばめられていることに驚きです。

超緻密なプロットにびっくり!

公式ガイドブックで、時系列や伏線の詳しい解説を読むことができます。個人的にこの手の公式本で一番面白かったです!全巻読んだ後にぜひこちらも読んでみてください!

天国大魔境

「それ町」の石黒正数先生が描く本格SF作品。「このマンガがすごい!2019」オトコ編で第1位を獲得しています。

「それ町」は日常系コメディをベースに、SF・ミステリー・ホラーなど様々な要素が溶け込んだ作品ですが、『天国大魔境』は本格的なSF作品となっています。

なので、「それ町」と同じノリで読もうとすると、割とグロテスクなシーンも出てくるのでビビります。

本作の舞台は、未曽有の大災害から15年が経ち、文明が崩壊してしまった日本です。人間を食す異形の化け物「ヒルコ」が巣食っています。

まさしく魔境

一方、外界から完全に遮断された施設で、外の世界を知らずに育つ子供たちの様子も描かれます。こちらは「天国」ですね!

この「天国」と「魔境」の2つの世界が交差しながら物語が進んでいきます。

序盤は謎が謎を呼ぶ展開で、読んでいて「???」がいっぱい浮かびますが、だんだんと世界の謎が明らかになっていきます。さすが「それ町」の石黒先生だけあって、伏線の回収がすばらしいです!

また、シリアスな物語ではありますが、キャラクターの掛け合いがコミカルなので、意外にも作品全体の雰囲気は明るいです。この辺のバランス感覚も、さすが石黒先生だな~と感じます!

同じく石黒先生の作品で、『外天楼』もおすすめです。単行本1巻で完結しますが、衝撃の展開が待っています。

ワールドトリガー

『ワールドトリガー』略して「ワートリ」。個人的に今、一番バトルがおもしろい作品です!

本作は異世界の住民「ネイバー」と、それと対抗する組織「ボーダー」との戦いを描いた物語です。こう書くと「あーハイハイ、よくあるバトル漫画ね」と思ってしまうかもしれませんが、本作は普通のバトル漫画と一味も二味も違います。

まず、本作のバトルは基本的に、チームでの心理戦になります。多くのバトルマンガは1vs1が正義みたいなところがあって、加勢に入るキャラが卑怯者扱いされてしまうことも少なくありません。

ちょっともどかしい時があるよね!

本作の場合は仲間との連携をフルに活かしたチーム戦となっていて、それぞれのバトルにドラマがあります。

ボーダーは「トリガー」と呼ばれる武器で戦うのですが、近距離武器・シューター・スナイパー・防御・トラップなどなど様々な種類があり、さらにオプションを組み合わせることができます。

主人公の三雲修は身体能力は低いですが、仲間との連携やトリガーの組み合わせで相手をトラップにはめて戦います。

ただの地味眼鏡ではない……!

また、本作は大量のキャラクターが登場しますが、それぞれにちゃんと見せ場があり、捨てキャラがいないと言われています。Wikipediaで本作の登場人物の欄を見ると、あまりの文字量にビビります。

当たり前のように大勢のキャラが一気に登場するので、「こんなん覚えらんねー」と感じるかもしれませんが、読み進めていけばだんだんとキャラの個性が分かってきます!

群像劇としてもすばらしい作品。ぜひチェックしてみてください!

ぼくらの

こちらは鬱マンガとして有名な作品です。

「15人の少年少女が巨大ロボットを操縦し、地球を襲う巨大な敵を倒していく」。このあらすじだと、よくあるロボット漫画に見えますが、全然違います。

巨大ロボットはなんなのか、なぜ巨大な敵と戦うのか、1つ1つの謎にすべて鬱要素が含まれています。

心に余裕があるときに読もう……!

ただ、単純に鬱展開が続くだけのマンガというわけでなく、「絶望的な状況の中で、子供たちはどのような行動を選択するのか」というメッセージ性のある作品となっています。

ネタバレ防止のためこれ以上は内容について書きませんが、ただの鬱漫画ではないということを強調しておきたいです!

ちなみに『ぼくらの』は、アニメのOP曲「アンインストール」が有名です。本編は見たことがないけど、曲は知ってるという人も多いと思います。

『ぼくらの』の本編を見てから「アンインストール」の歌詞を見ると、心に深く突き刺さりますよ!

彼方のアストラ

『SKET DANCE』が大ヒットした篠原健太先生が、次に連載した作品です。

宇宙への往来が当たり前になった近未来を舞台に、はるか彼方の宇宙で遭難した高校生9人が協力し合って帰還を目指す物語です。

食料調達のため、5つの惑星を経由しながら帰還を目指すことになるのですが、惑星によって環境が様々で、次はどんな惑星だろうとワクワクしながら読むことができます。

宇宙で遭難という割とシリアスな状況ですが、ギャグマンガ『SKET DANCE』の作者ということもあって、テンポの良いギャグやキャラ同士の軽快な掛け合いが随所に散りばめられています。

シリアスとギャグのバランスが絶妙!

9人のキャラクターはみんな個性豊かで、それぞれスポットライトが当てられるので、群像劇としても楽しむことができます。

また、本作は伏線の回収がすばらしいことでも有名な作品です。全5巻でキレイにまとまっていて非常に読みやすいので、ぜひネタバレを何も見ずに読んでみてください!

レベルE

冨樫義博先生が『幽☆遊☆白書』と『HUNTER×HUNTER』の間に短期連載した作品です。

次回作は王道なマンガの連載を約束したうえで通った、冨樫先生が自分の好きなものを詰め込んだ作品らしいです。アシスタントも使わずに描いたとのことで、まさに戸愚呂弟100%ならぬ、冨樫先生100%の作品です!

僕は冨樫先生の作品の中で1番好き!

本作は、宇宙一の天才的な頭脳と最悪な性格を持つ「バカ王子」が、退屈しのぎに地球で引き起こす様々な騒動を描いたオムニバス形式の作品です。

ホラーっぽい話があったり、ゲームの世界に飛び込んだような話があったりとバラエティに富んでいて、冨樫先生が好き放題やってるな~とうれしく感じます。

王子の護衛軍隊隊長であるクラフトのセリフ「あいつの場合に限って常に最悪のケースを想定しろ 奴は必ずその少し斜め上を行く!」が有名で、本作もまさしく想像の斜め上のストーリーとなってます!

サスペンス

DEATH NOTE(デスノート)

アニメ化・実写映画化・実写ドラマ化され、さらにはハリウッド版の制作やミュージカルが海外展開されるなど、世界中で人気を誇る作品です。

実写映画が成功した貴重な作品のひとつ!

物語を知らない人でも、「名前を書かれた人間が死ぬ」というデスノートの設定だけは知っているかもしれません。

デスノートの設定自体はシンプルで、本作が連載される前にも思いついた人はいそうですが、「デスノートを拾って犯罪者を葬る天才高校生」と「世界の迷宮入り事件を次々と解決してきた名探偵」による、「天才 vs 天才」という構図は独創的です。

また、少年ジャンプの主人公が普通に犯罪者で完全に悪役というのも衝撃的でした。

「計画通り」で有名なシーンは、主人公の顔とは思えないよね!

「藤原竜也さんが主演の実写映画は見たけど、原作は読んだことがない」という人も多いと思います。原作と映画では登場するキャラや展開がけっこう違っていて、結末も全く異なるものとなっています。

映画版もキレイな結末で素晴らしいと思いましたが、やはり原作の結末も読んでほしいと思います!

BANANA FISH

吉田秋生先生による大ヒット作品。「別冊少女コミック」という少女漫画誌で連載されました。

僕は普段、少女漫画をほとんど読まないですが、本作はめちゃくちゃハマりました。「少女漫画だから……」という理由で読まないのはもったいないです!

少女とは真逆の大人の男性にも超オススメ!

本作は、ストリートギャングを束ねる少年・アッシュが、手下が殺される直前に残した言葉「バナナフィッシュ」の謎を追う物語ですが、本作の魅力を語る上でそこはもう置いておいていいです!(暴論)

本作の魅力は何と言っても、アッシュ・リンクスと、日本の大学生・奥村英二の2人の”絆”です!

「バナナフィッシュ」の真相に迫っていく中で、2人は過酷な運命に巻き込まれていきます。そして感動のクライマックスへ……。

ラストシーンは号泣しすぎて、軽く放心状態になりました。電車で読んでたら確実に乗り過ごしていた……。ぜひ2人の結末を見届けてください!

サンクチュアリ

史村翔先生が原作、池上遼一先生が作画を務めた作品です。史村翔先生は、『北斗の拳』の原作で有名な武論尊先生と同一人物です。

日本社会に腐敗を感じた北条彰と浅見千秋の二人が、一人は「政治の道」、一人は「極道の道」へと進み、表と裏から日本を変革していくことを目指します。

どう考えても「極道の道」の方がツラそうですが、役割はジャンケンであっさりと決めます。

一生を左右するのにジャンケン一発勝負……最高にかっこいいね!

ドキドキのジャンケンの結果、浅見が政治家、北条がヤクザとなります。北条はヤクザの莫大な資金で陰から浅見を支援し、浅見は政治の日本の頂点・内閣総理大臣になることを目指します。

いくら北条の支援があったとしても、浅見が若くして内閣総理大臣を目指すのは無謀なことです。また、政治家である浅見が、ヤクザとのつながりがあることがバレてしまったらおしまいです。

カリスマ性バツグンな主人公2人の強い覚悟と圧倒的な行動力をもって、様々な危機を乗り越えていきます。

アツい展開の連続だよ!

本作を読むと「日本の政治は腐っている……。」と思ってしまいますが、あくまでもフィクションです。それくらい、リアリティのある嫌な政治家のキャラがたくさん出てきます。

読むと政治に興味を持つきっかけとなるかもしれない本作。選挙に行きたくなる、とあるシーンは必見です!

ホラー

住みにごり

たかたけし先生による作品。僕は「川島・山内のマンガ沼」というテレビ番組で本作を知りました。

単行本第1巻の帯になんと、ビートたけしさんと麒麟・川島さんの推薦コメントが載っています。それが納得できるほどめちゃくちゃおもしろい!

僕はあえて本作のジャンルをホラーとしましたが、ヒューマンドラマであり、サスペンスでもあり……そして何よりギャグがピカイチに面白いです。ここ数年で一番マンガで笑いました!

これはもうジャンル「住みにごり」だね!

本作は主人公の末吉が、久しぶりに実家に帰省するところから物語が始まります。

35歳の兄は無口で無職の引きこもり。よれよれのシャツに、横が避けすぎてチャイナドレスみたいになっている柄パン姿。そして暴力的な性格……。

一見ヤバい兄のお話かと思いきや、読み進めていくと父もヤバい。あれ?母もヤバいかも…‥‥。というか登場人物みんなヤバい……!

テレビ番組の「マンガ沼」に作者の「たかたけし先生」が出演されて、本作について語っていましたが、登場人物のヤバいエピソードは実体験をもとにしているものも多いそうです。

それを飄々と語る作者もヤバい!(誉め言葉)

唯一無二の作品で超オススメなので、ぜひこちらもネタバレを見ずに読んでほしいです!

血の轍

『惡の華』で有名な押見修造先生の作品です。

ジャンルはホラーとしていますが、幽霊やお化けは出てきません。なので、ホラー漫画が苦手な方でも読むことができます。(ある意味普通のホラーよりもゾッとするかもしれませんが……。)

人間の怖さってやつだね……!

以下、第1巻のネタバレを含みます。

主人公の長部静一は、ごく普通の中学2年生です。若く美しい母親・静子に愛情を注がれて育ちました。

最初はちょっと「過保護すぎるかな……」と違和感は感じますが、まあ平和な日常が続きます。

しかし、とある事件をきっかけに、物語は大きく動きます。夏休みに親戚一同で出かけた山登りの際に、静子が静一の従兄弟を突然崖から突き落とすのです。静一だけが一部始終を目撃してしまい、ここから静一と静子の平和な日常は崩壊していきます。

狂気の深淵へと引きずり込まれていく……。

本作の大きな特徴として、すべて静一の主観の世界で描かれています。母親の静子も静一のフィルターを通して描かれているので、普段は優しく美しいですが、静一を叱るときは醜い表情に変貌します。

セリフが少ない場面でも、キャラクターの細かい表情、視線、息遣いで心理描写を表現しているので、よりリアリティがあります。

メンタルをゴリゴリ削られていくタイプのマンガなので、心が元気な時に読みましょう!

アウターゾーン

少年ジャンプでは珍しい、1話完結のオムニバス作品です。

『世にも奇妙な物語』に近いような作品で、ストーリーテラーのタモリさんに近いポジションが、コミックの表紙にも描かれている緑髪の美女・ミザリィです。

タモリさんのポジションとの大きな違いとして、ミザリィは物語にも登場して、普通に物語の登場人物とも接触します。

正確には「案内人」というポジションらしい!

オムニバス形式で毎回登場するキャラクターは代わりますが、稀に複数話にまたいで登場するキャラクターがいます。中でも、敏腕刑事・火牙明と、動く人形・マキの奇妙なコンビが事件を解決していく「マジックドール」シリーズが人気です。

ホラーのオムニバス作品だと、後味が悪いバッドエンドの話が多いイメージがあると思いますが、本作は以外にもほとんどの話がハッピーエンドで終わります。光原伸先生のこだわりのようですね!

1話完結で救いのある物語なので、気軽に読んでみてください!

彼岸島

松本光司先生による長期連載のホラー作品です。

彼岸島と言えば、読んだことがない人でも以下のようなイメージを持っていると思います。

「丸太」「ハァハァ」「ギャグマンガ」「コミックの表紙が一番怖い」「下品」

実はこのイメージ……全部正解です!

正解なんですが、彼岸島の魅力は他にもいっぱいあるんです!

ただのツッコミどころが多いマンガではないよ!

まず、本作の初期のころは割とちゃんとホラーしています。途中で主人公の明がめっちゃ強化されてバトルマンガみたいになりますが、それまでは吸血鬼に対抗する手段がなく、恐怖でしかありませんでした。

また、実は感動的なシーンが多いです。僕も彼岸島はギャグマンガというイメージを持って読み始めましたが、まさか号泣するとは思いませんでした……!

特に『彼岸島 最後の47日間』で、とある強敵との感動の決着が描かれるのですが、敵ながら彼岸島の中で僕が一番好きなキャラクターとなりました。

正直最近は長期連載によるマンネリ化を少し感じてしまいますが、少なくとも『彼岸島 最後の47日間』までは感動的な展開と、やはりツッコミどころの多さで十分楽しめると思います!

ギャグ

今日から俺は!!

西森博之先生の代表作。ヤンキー漫画は世の中にたくさんありますが、僕の中でヤンキー漫画と言えば『今日から俺は!!』です!

金髪パーマ、短ラン、貧乏、そして卑怯者の「三橋貴志」と、トゲトゲ頭、長ラン、裕福、そして曲がったことが大嫌いな「伊藤真司」の正反対な2人の高校生が、最強コンビを組んで数々の不良たちと戦いながら騒動を巻き起こしていく物語です。

僕はこれ以上に最高のコンビを知らない!

ヤンキー漫画の主人公は正々堂々と戦うイメージがありますが、本作の主人公・三橋は、他のヤンキー漫画の小物キャラが使いそうな卑怯な手をフツーに使います。作中で自身も「ヒキョーは俺の専売特許」と豪語していて、周りからは「金髪の悪魔」と恐れられています。

実は仲間思いというギャップがあって最高にかっこいいんですが、普段の行いのせいであまり報われません。憎めないキャラクターですね!

もう一人の主人公の伊藤は、まっすぐ天に伸びたツンツン頭が象徴するように、曲がったことが大嫌いな正義の漢です。ケンカも正々堂々の殴り合いで、タフネスさで勝利を掴みます。三橋とは違い、周りからも慕われています。

こんな正反対な2人なのに、お互いを認め合ってるのがアツい!

三橋と伊藤以外にも、個性豊かなキャラクターが多数登場します。もう1つのコンビ・今井と谷川についても語りたいところですが、ちょっと文字数の関係で泣く泣く割愛……!こちらも最高のコンビです!

ヤンキー漫画として、もちろんケンカのシーンも多々ありますが、それ以上にギャグシーンが多い作品となっています。ヤンキー漫画で爆笑するとは思いませんでした……!

ちなみに本作は2018年に実写ドラマ化しています。ドラマファンには申し訳ないですが、原作ファンの僕としてはちょっと……な内容でした。ぜひ原作を読んでほしいと思います!

お茶にごす。

『今日から俺は!!』の西森博之先生による学園マンガです。「西森先生×不良」の組み合わせは間違いないですね!

本作の主人公・船橋雅矢は、悪魔のような風貌と無敵さから「悪魔(デビル)まークン」と恐れられています。しかし、本人は決してケンカをしたいわけではなく、からんできた奴を撃破→復讐に来た奴を撃破、撃破、撃破、撃破……の負のスパイラルに陥っていました。

高校入学を機に復讐フィーバーを断ち切って、平和な生活を手に入れたいと願っています。そんな中、お淑やかで心優しい茶道部の部長・姉崎奈緒美に勧誘され、茶道部に入部します。

前代未聞の「不良×茶道」マンガ爆誕

もちろんすぐに復讐フィーバーを断ち切れるわけはなく、茶道で平和な心を学びながら、平和な日常を手に入れるために奮闘する物語となっています。

本作の魅力は何と言っても、キャラクターの魅力にあります。

主人公の船橋は強面だけど優しい人になりたい、相棒の山田航(通称ヤーマダ)はイケメンで優男に見えるけど、実は沸点が低くてキレやすいというギャップがおもしろいです。(2人とも仲間想いのいいヤツです!)

女性キャラも魅力的で、誰もが恐怖で目を逸らす船橋を茶道部に誘った茶道部部長「姉崎奈緒美」、気が強く曲がったことが大嫌いで、すぐに人にかみつくけど実は心優しい「浅川夏帆」、極度の怖がりで平和主義の「飯倉智花」、巨乳の「慎大寺珠美」などなど、個性豊かなキャラがそろっています!

西森先生の不良マンガには珍しく、敵側もそこまで極悪なキャラは登場しないよ!

もちろんギャグマンガとしても秀逸で、『今日から俺は!!』は鋭いギャグが多かったですが、本作はほのぼのとしたシュールなギャグが多いです。

本作を読むと、主人公のまークンと一緒に心が豊かになっていくはずです!

ボンボン坂高校演劇部

1992年~1995年という、週刊少年ジャンプの黄金期に連載されていた作品です。

「高校1年生の主人公・順菜正太郎が、演劇部の副部長・日比野真琴に一目ぼれして演劇部に入部する」というラブコメ感が強い物語ですが、本作はギャグがメインの作品となっています。

本作の最大の魅力は、超個性的なキャラクター達によるドタバタギャグです。

主人公は普通の優男だけど、他は特濃キャラのオンパレード!

特にキャラクターが濃いのが、演劇部部長の徳大寺ヒロミです。他のキャラはリアルな頭身と見た目をしているのに、ヒロミだけ2頭身でデフォルメされています。こいつだけコロコロコミックからやって来たのかな?とツッコミたくなります。

個性的なのは見た目だけではなく、美男子好き、お金好き、動物や物体に変身できる、眉毛を引き出しにできる、眉毛で飛べるなどなど……挙げだしたらキリがない、人間離れした妖怪みたいな男です。

ヒロインの真琴は高校のアイドル的存在ですが、極度の男嫌いで、触れられると反射的にコークスクリューパンチをお見舞いしてしまいます。

他にも、うれしくても悲しくてもすぐに泣く「観月リサ」、自分自身を何よりも愛する男「ナルシス」、圧倒的存在感の薄さをいいことに女子生徒のパンチラを盗撮する変態教師「撫出肩苦重重流(なでがた くええる)」など、一癖も二癖もあるキャラが揃っています!

セクシー担当の轟蝶子先生の破壊力もヤバい!

また、本作はギャグがメインでありながら、男嫌いな真琴と正太郎との恋の行方も普通に楽しむことができます。

1話完結でテンポよく読むことができるので、忙しいあなたにもオススメです!

武士沢レシーブ

『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』や『ピューと吹く!ジャガー』で有名な、うすた京介先生の作品です。

僕は中学時代、ギャグマンガにハマってまして、不条理系シュールギャグのパイオニア的存在である、うすた先生の作品は僕の青春でした。(どうでもいいですね!)

うすた先生の作品だと、「マサルさん」と「ジャガーさん」が特に有名かと思いますが、僕が一番衝撃を受けたのは『武士沢レシーブ』です。

本作はヒーローに憧れる主人公・武士沢が、ヒーロー部に入ってなんやかんや争いをする物語……ですが、不条理系シュールギャグ漫画にストーリー説明も野暮ですよね!

というか説明できない!

本作は最終回がとにかく衝撃的で、伝説になっています。うすた先生ご自身も「実力以上の奇跡」とコメントを残しています。

コミックは全2巻と非常に読みやすいので、ぜひネタバレを見ずに最終回の衝撃を味わってください!

増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和

増田こうすけ先生による大ヒット作品です。

僕の中で、うすた先生の作品と双璧をなす青春のギャグマンガです。

基本的に1話完結のオムニバス形式でして、シュールでハイテンポなギャグが特徴です。歴史上の人物を題材にすることも多く、聖徳太子や松尾芭蕉が人気です。

……(^^;)

これ以上僕には本作の魅力を文字で説明できない!

本作の魅力は読まないと伝わらないと思います。とりあえず読もう!(ぶんなげ)

参考までに本作の魅力が伝わる……かもしれない、公式アニメのPVを載せておきます。

ラブコメ

めぞん一刻

高橋留美子先生による、ラブコメの金字塔と言われる作品です。

1980年代に連載された作品なので、生活風景は昭和を感じますが、ギャグのセンスは古さを感じません。今読んでも普通に面白いです。さすが高橋留美子先生!

本作は「一刻館」というオンボロアパートの新管理人としてやってきた若く美しい女性・音無響子に、アパートに住む浪人生・五代裕作が一目惚れするところから始まるラブストーリーです。

本作の魅力は超非常識なキャラクター達!

「一刻館」の住人は基本非常識です。例えば、人のうわさと宴会が大好きで昼から酒を飲んでる豪快なおばさん「一の瀬花枝」、職業不詳でのぞき見が趣味な奇人変人「四谷さん」、スナック勤めで一刻館をスケスケな恰好で徘徊するガサツなお姉さん「六本木朱美」など、トラブルメーカーが揃っています。

非常識のかたまりのような住人たちによって、優柔不断な浪人生の五代が勉強を邪魔される構図が、「一刻館」の日常風景となっています。受験生としては劣悪な環境すぎますね……!

本作のもう一つの魅力はもちろん、五代と響子さんの恋の行方です。響子さんは五代の2つ年上で、未亡人です。本作は青年誌に掲載されていたので、大人な設定ですね!

本作の恋愛を一言で表すと、「すれ違いの連続」です。響子さんはけっこうヤキモチ妬きで、何かと勘違いしてはすぐ不機嫌になります。そして携帯電話がない時代なので、物理的にもすれ違いまくります。

携帯がない時代は、待ち合わせするのも一苦労だったんだなと……。

もどかしくはなりますが、ギャグがおもしろいので気にせず読み進めちゃうと思います。そして意外にも、非常識のかたまりの「一刻館」の住人たちは、2人の恋愛の背中を押してくれます。どうしようもない普段の姿とのギャップにグッときます!

そんな感じに2人の恋愛は三歩進んで二歩下がるように進んでいくのですが、終盤で一気に動きます。読者の想像にゆだねるような終わり方ではなく、綺麗に答えを出して終わるので、モヤモヤすることはありません!

本作を読んで感動的なクライマックスをぜひ体感してください!

らんま1/2

『めぞん一刻』に引き続き、高橋留美子先生の代表作の一つです。(高橋留美子先生は代表作が多すぎる!)

僕は『うる星やつら』も大好きなんですが、特に序盤はさすがに古さを感じてしまいます。しかし、1987年連載開始の本作は、なぜかまったく古さを感じません!不思議!

本作の主人公・早乙女乱馬は、とある呪いにより「水をかぶると女の子になり、お湯をかぶると男に戻る」という変身体質です。

乱馬以外にも変身体質のキャラは多数登場して、パンダに変身する乱馬の父「玄馬」、子ブタに変身する「響良牙」、子猫に変身する「シャンプー」、アヒルに変身する「ムース」などなど……。

こう見ると人間に変身できる乱馬は全然マシだよね!

「普段生活していて、そんな水かぶることある?」と思うかもしれませんが、めっちゃ水をかぶります。毎回水かぶる大喜利をしてるくらいかぶります。ドタバタ感が最高です!

本作は「格闘ラブコメ」漫画でして、乱馬が様々な格闘を繰り広げます。これが見たことない異種格闘すぎておもしろいです!

「格闘フィギュアスケート」「格闘チアリーディング」「格闘茶道」「格闘ディナー」など、まったく内容が想像できないですよね!超負けず嫌いな乱馬は、ちゃんと特訓して勝負に挑みます。バトルマンガとしても一流に面白いんです!

そしてもちろん恋愛模様も最高におもしろいです!相関図にすると恋愛の矢印がいっぱいになるくらい、ちゃんとラブコメしています。

ちゃんと主人公がモテモテなのも良い!

僕の中で『らんま1/2』はラブコメ漫画ランキング不動の1位でして、まだまだ書きたいことはありますが一旦この辺で……。マジで名作なのでぜひ読んでみてください!

いちご100%

河下水希先生の代表作です。主人公の真中淳平が、複数の美少女から好意を寄せられる、いわゆる「ハーレムもの」の作品です。

僕は学生時代よく、友達と『いちご100%』は「どのヒロインが好きか」で熱く語り合いました。……ごめんないウソです。陰キャなんでコソコソ読んでました。

ちなみに僕は「外村妹」推し

主人公の淳平が優柔不断で、いろんな女の子に思わせぶりな態度をとってしまうので、ネット上では「イライラする」という意見も散見されます。

確かに「ハッキリしろよ!」と思ってしまう場面は多々ありますが、でもよく考えてください……!淳平が決断力があって一途な男だったら、本作の物語は1話で終わってしまいます。優柔不断だからこそ様々なドラマが生まれたのです!

また、本作の特徴として、主要人物たちは何かしら将来の夢を持っています。自分の夢と恋愛のどちらを優先するか葛藤しながら行動を選択していくのです。一般的な「ハーレムもの」の作品とは、一風変わったアプローチだと感じました。

単純に淳平がモテモテでウヒョヒョという物語ではないよ!

お色気漫画のイメージも強いかもしれませんが、青春群像劇としてのストーリーも素晴らしい作品となっています!

初恋限定。

河下水希先生が『いちご100%』の次に連載した作品です。タイトルの読みは「ハツコイリミテッド。」

女子中高生8人の、初恋にまつわる物語が展開されるオムニバス形式の作品となっています。

少年ジャンプのラブコメ漫画としては珍しい構成だね!

オムニバス形式ではありますが、主要人物たちは同級生や姉妹など何かしらのつながりがあり、キャラ同士の恋愛模様が数珠つなぎに広がっていきます。

「初恋」をテーマにしているので甘酸っぱさがあり「青春だなー」と感じます。キャラが魅力的でみんなの初恋を応援したくなります!

学生時代こんな恋愛をしてみたかった……。

オムニバス形式でコミックは全4巻とテンポよく読めるので、ちょっとした時間に読む漫画を探している人にもオススメです!

電影少女

桂正和先生の代表作の一つです。

本作は1989年に連載開始した作品で、登場するキャラの髪型やファッションはさすがに時代を感じますが、桂先生の画力が凄まじいこともあり、不思議とそこまで古さを感じません。

リアリティのある綺麗な絵柄だから古さを感じないのかも!

本作のヒロイン「天野あい」は、GOKURAKUという不思議なビデオショップで貸し出しされているビデオテープ「なぐさめてあげる♥」を再生すると、テレビの画面から出現する「ビデオガール」です。

主人公の弄内洋太が壊れたビデオデッキで再生したため、本来はお淑やかな性格のはずが、元気で男っぽい性格に変わってしまいました。(そして胸も縮んでしまいました。)

そしてもう一つ、本来はビデオガールが持ち得ないはずの「人間を愛する心」を持ってしまいます。2人は心が惹かれていきますが、ビデオガールには恋愛禁止の掟があり、更にはビデオの再生時間には限りがあり……果たして人間とビデオガールの恋の運命は……!という物語となっています。

恋愛とSFを掛け合わせたストーリーになっているよ!

洋太とあいちゃんの掛け合いはコミカルな部分がありますが、2人の恋愛には障害が多いため、なかなかシリアスな展開も続きます。そしてラストは超感動的で、何回読み返しても泣いてしまいます。

また、本作の特徴として、少年漫画の限界を攻めたギリギリな描写が多数あります。お家で一人で読みましょう!

ちなみに今回紹介した内容は第1部の「あい編」で、コミックの1巻~13巻にあたります。コミック14~15巻の第2部「恋編」は、「あい編」と比べると正直ちょっと微妙……。「あい編」がすばらしすぎたということで、「恋編」はオマケとして読みましょう!

I”s(アイズ)

『電影少女』の後に連載された、桂正和先生のもう一つの代表作です。

1997年連載開始ということで髪型やファッションは現代に近づき、『電影少女』の頃から凄まじかった画力はさらに向上しているので、ほとんど古さを感じません。

30年前のマンガとは到底思えない!

主人公の瀬戸一貴は、過去の恋愛のトラウマから、好きなコには気持ちを悟られないように逆の態度を取ってしまいます。(通称・逆走くん)気持ちを悟られないように行動してしまうのは自分も学生時代に経験があるので、ものすごく共感できます。

本作の大きな特徴として、一貫して主人公の視点で物語が描かれます。主人公以外のキャラの心理描写はないので、表情やリアクションなどからヒロインの感情や言葉の意図を読み取ることになります。

一般的な「ハーレムもの」の作品とは異なり、主人公に対して明らかな好意を向けてくるキャラクターばかりじゃないところが、よりリアルでドキドキ感のある展開につながっています!

また、本作は4人のヒロインが登場するのですが、それぞれ異なる可愛さを持っています。中でもメインヒロインの伊織ちゃんは万人受けする可愛さで、ラブコメ漫画では珍しく(?)作中の人気も1位のメインヒロインです!

超王道ヒロイン!

本作は桂正和先生の作品で唯一、SF要素のない純粋なラブコメ漫画です。ぜひ圧倒的な画力と繊細な青春ドラマを堪能してください!

青春

さくらの唄

安達哲先生による、青春漫画の金字塔。多くのクリエイターに多大な影響を与えた作品です。

物語の前半は、高校三年生である主人公・市ノ瀬利彦が、思いを寄せる学校のマドンナ・仲村真理たちと文化祭で上映する映画を制作するという、高校生の等身大の青春が描かれますが、その裏でじわじわと狂気が侵食していきます。

そして後半で一気に青春はひっくり返り、めちゃくちゃな方向へと進んでいきます。

序盤からはまったく予想できなかった展開へ……!

僕は大人になってから本作を読みましたが、思春期に読んでいたらいい意味でも悪い意味でも影響を受けすぎて、何かがねじ曲がっていたかもしれません。

後半は特に過激な描写が続くので、良い子は大人になってから読みましょう!

「衝撃」という言葉があまりに似合いすぎる本作。覚悟ができたら手に取ってみてください……!

惡の華

押見修造先生の代表作。アニメ・実写ドラマ・舞台など、メディアミックス展開されてきたヒット作品です!

本作では、異性への憧れ、普通への反発など、思春期特有の葛藤が描かれます。登場する中学生たちは、世間の目による抑圧と、内から湧き出る衝動とのギャップに苦しんでいます。

大人になってから読むと、自分の黒歴史を掘り起こされている気持ちになるかも……!

主人公の中学2年生・春日高男は内向的な性格で、ボードレールの『悪の華』をこれ見よがしに愛読しています。「カッコつけたいのに結果気持ち悪くなってしまう」という、ザ・黒歴史ですね。

密かに思いを寄せるクラスメイト・佐伯奈々子の体操着を衝動的に盗んだところを仲村佐和に目撃され、秘密を守る代わりに絶対服従の契約を強要されてしまいます。

仲村は教師に対して平然と「うっせークソムシが」と言い放つような、行動力があるタイプの思春期拗らせ少女です。そんな仲村に命令される形で、高男が内に秘める”変態”を解放していき、日常が崩壊していきます。

思春期特有のイタさが容赦なく描かれる!

思春期のキラキラを描いた作品は多いですが、闇の側面をリアルに描いた作品は珍しいと思うので、ぜひ読んでみてください!

スポーツ

SLAM DUNK(スラムダンク)

井上雄彦先生によるバスケ漫画の金字塔。バスケブームを巻き起こし、社会現象にもなった偉大な作品です!

僕は世代ではないので社会現象となった時期を体験していませんが、バスケ人口が一気に増えて、現在活躍しているプロの選手も『スラムダンク』をきっかけにバスケを始めた人が多いそうです。

さらに、2022年に公開された映画『THE FIRST SLAM DUNK』がアジア圏を中心に世界中で大ヒットし、世代を超えて愛される作品となりました。

もはや説明不要のマンガだね!

僕は普段スポーツ観戦を全くせず、正直スポーツに対して興味が薄い方ですが、それでも『スラムダンク』は最高に楽しむことができました!

「努力・挫折・成長のリアルなストーリー」「個性的で魅力的なキャラクター達」「互いの欠点を補いあうチームワーク」という、スポーツ漫画の王道を作り上げたような作品だと思います。もちろん画力もすばらしく、試合の臨場感が伝わってきます。

そして最終回が衝撃的で、少年漫画の常識を覆しました。数々の名言を生み出し、今もなお愛される作品。漫画好きなら必読ですね!

H2

スポーツ漫画で数々のヒット作を生み出している、あだち充先生の作品です。あだち先生の野球漫画と言えば『タッチ』が一番有名かと思いますが、『H2』が最高傑作との呼び声も高いです。

あだち先生のスポーツ漫画は、恋愛が欠かせない要素となっていますが、本作はまず野球漫画としても最高に面白いです。

本作の主人公・国見比呂は、中学時代に剛速球で名を馳せた投手でしたが、医者に「3ヵ月で確実に肘が壊れる」と言われてしまい、野球への未練を断ち切るために、野球部のない千川高校へ進学します。しかし、後にこの医者は無免許で誤診だったことが判明します。

千川高校には野球部はないですが、「野球愛好会」はあります。比呂は愛好会に入り、「野球部」への昇格を目指すことになります。

「ゼロ」からスタートした愛好会が、仲間を集めて成長していく!

一方、中学時代のチームメイトで親友の橘英雄は、天性のスラッガーです。彼は無免許医者の誤診を免れたので、普通に野球の名門・明和第一高校野球に進学します。

方や野球愛好会、方や野球の強豪校……比呂と英雄は、甲子園で対決することを誓います!

比呂の負担重すぎィ!

そして本作はもちろん、恋愛要素も最高傑作の呼び声にふさわしい面白さです。

タイトルの『H2』は「ヒーローふたり、ヒロインふたり」を意味していて、四角関係で恋愛が交差していきます。比呂と英雄は野球のライバルであり、恋のライバルにもなるのです。

四角関係のうち、二人はすでに付き合っている状態でスタートするので、普通なら相当ドロドロしそうなところですが、野球を絡めて割と爽やかに描かれます。

4人の恋の行方は最後まで予想ができず、ドキドキの展開が続くので片時も目が離せません!

ラフ

あだち先生は野球のイメージが強いと思いますが、こちらは競泳をテーマにした作品です。

野球は『H2』が最高傑作と言われてますが、あだち先生の全作品の中だと、『H2』派と『ラフ』派で分かれるくらい、完成度の高い作品となっています。

本作もあだち先生が得意なスポーツと恋愛を掛け合わせた作品です。

あだち先生の作品は「ヒロインが主人公に好意を寄せていて、主人公もあまり態度には出さないけどヒロインのことが好き」という構図が多いのですが、本作はいがみ合いの状態から始まります。

なので、あだち作品では珍しく、だんだんと心が惹かれていく様子が丁寧に描かれます。

そしてヒロインの二ノ宮亜美がめちゃくちゃかわいく、あだち作品の中でも屈指の人気を誇るヒロインとなっています。

珍しい恋愛の構図に人気ヒロイン、これが最高傑作の一つに挙げられる所以かもね!

あだち先生の作品の特徴として、「間」を大切にした、言葉にしすぎない美学があります。本作もこの「間」が研ぎ澄まされています。

そして本作が最高傑作として挙げられる最大の理由は、伝説の最終回にあると思っています。

僕はどちらかと言えばハッキリとした結末を書いてくれる作品の方が好きですが、本作は真逆で、結末を読者の想像にゆだねるような形になっています。結末をハッキリ書いてほしい派の僕でも、最終回のとある演出にはシビれまして、あだち先生の中で一番好きな作品となりました。

究極の余韻!

コミックは全12巻と読みやすいボリュームになっているので、ぜひ最高のエンディングを味わってみてください!

ヒカルの碁

少年ジャンプで囲碁を題材にした珍しい作品です。

囲碁のルールを全く知らなくても大丈夫で、なんなら読み終わった後もルールを理解していない、なのにめっちゃ物語にのめり込めて感動するという、不思議なマンガです。

本作の主人公・進藤ヒカルは、勉強が苦手でやんちゃな普通の小学生です。ある日祖父の蔵で古い基盤を見つけたことをきっかけに、平安時代の天才棋士・藤原佐為に取り憑かれます。

最初は佐為に指示されるような形で碁を打っていましたが、同い年でプロ棋士の父をもつ「塔矢アキラ」に出会うことで囲碁に興味を持ち、自分の考えた手を打ちたいと思うようになります。

ヒカルが成長していく物語だね!

本作はヒカル以外にも様々なキャラクターにスポットライトが当てられる、群像劇のような構成になっています。スランプ、年齢の限界、才能の差など、様々な壁にぶつかり、成長していく姿が描かれます。

努力が必ず報われるわけではなく、囲碁界の厳しさが描かれることで、作品にリアリティを与えています。想像以上にプロは狭き門なんですね……!

また、本作は「神の一手」を追う物語でもあります。ヒカルに取り憑いた佐為は、平安時代から千年もの間「神の一手」を追い求めていました。果たして佐為は「神の一手」に辿り着くことができるのか……こちらも本作の見どころの一つとなっています。

シンプルに「神の一手」という言葉がかっこいい

本作の作画は小畑健先生でして、『DEATH NOTE』の前に連載しています。最初からきれいな絵でしたが、連載中にさらにどんどん画力が向上していきます。画力が上がりすぎて、序盤と終盤で顔の印象がけっこう違うキャラもいます笑

囲碁に興味が無くても絶対におもしろい作品なので、ぜひ読んでみてください!

芸術

BLUE GIANT(ブルー ジャイアント)

「マンガでジャズを表現するのは無理でしょ~」を可能にしてみせたジャズ漫画です。

本作は主人公の宮本大が、世界一のジャズプレイヤーを目指して成長していく物語です。

大はとにかく真っ直ぐな性格で熱量が凄まじく、河原でジャズの名演を聴きながら、雨の日も雪の日も、日が暮れるまでサックスを吹き続けるという狂気的な練習をします。

めっちゃ応援したくなる主人公!

もちろんジャズは独学でひたすら練習するだけで世界一を目指せるような甘い世界ではないので、挫折を味わいながらも着実に世界一の道へ歩を進めていきます。

大の熱量は彼を取り巻く仲間達に伝わっていき、読者にも伝わってきます。「自分も全力で何かに打ち込みたい」と思わされます!(自分はサックスは絶対無理だけど!)

本作はよく「マンガから音が聴こえてくる」と評されます。楽器の響きや息遣い、ライブハウスの熱気まで伝わってくるような迫力があります!

ある種のオーバーテクノロジー!

本作はもちろんジャズの知識がなくても楽しめます。舞台を世界に移した続編も描かれてまして、こちらも変わらず激アツの内容になっています!

空をまとって

「ヌードで藝大合格を目指す!」という衝撃的な設定の作品。正直ちょっとエッチな漫画かな?と思って読んでみたら、超真面目にヌードと向き合う物語でした……!

本作の主人公・小川波路は、幼少時に見た絵画「魔女のヌード」に強烈に魅了され、ひたすらヌードを描く毎日を送る高校生です。

同じ高校の女子に「ヌードモデルになってください」と頼みまくるので、ヤバイ奴だと思われています。しかし、波路は女性の裸を見てイヤらしいことをしたいという気持ちは全くなく、まっすぐにヌードを描きたいだけなんです。

ある意味ヤバイ奴だけど!

周りからヤバイ奴だと思われながらも、ひたむきに女性に声をかけていく姿から、彼の本気度が強く伝わってきます。

ある日、「魔女のヌード」のモデルに瓜二つの美女・神生伶と運命的に出会います。ヌードモデルになってほしいと懇願する波路に対し、伶は「ヌードを描いて東京藝大に合格すること」という条件を突きつけます。果たして波路は藝大に合格して伶のヌードを描けるのか……!という物語です。

ヌードを描くという特殊なテーマでありながら、ヌードモデルとなる女性との人間ドラマがあり、ライバルの登場、そして主人公の成長など、王道でアツい展開が繰り広げられます。

僕は芸術について全く知識がありませんが、作者の古味慎也先生が藝大出身ということで、主人公の成長に説得力があると感じました。

作中に登場するヌード絵も芸術として美しい!

絵が上手いだけでは勝てない世界で、波路は自分だけの美を掴むことができるのか……!あなたの目で確かめてください!

最後に

好きなマンガを挙げていったら、なかなかのボリュームになりました……!

振り返るとやはり有名なマンガが多いですが、どれも自信を持ってオススメできる作品です!

好きなマンガが複数かぶってる方はきっと僕と趣味が合うと思いますので、ぜひ他のマンガもチェックしてみてください!

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