方向音痴ゲーマーのテップウ(@teppu_game)です!
最近はインディーゲームでローグライクゲームが盛んですね!
ローグライクゲームと言えば、『風来のシレン』や『トルネコの大冒険』に代表する『不思議のダンジョンシリーズ』のイメージでしたが
ここ数年で、ローグライクゲームにアクションやシューティングなど様々なゲームジャンルを組み合わせた、所謂「ローグライトゲーム」が増えてきた印象です。
今回は、ダンジョンRPGとカードを組み合わせたローグライク(ライト)ゲーム『Ring of Pain』をレビューします。
- ランダム生成されるリング型のダンジョンが舞台のターン性RPG+ローグライクゲーム
- 常に戦闘と回避の選択を迫られ続ける
- レベルの概念はなく、装備を集めながらプレイヤーを強化していく
良かった点
シンプルながら常に選択を迫られるゲームシステム
本作は通常のダンジョンRPGのように、 ダンジョン内を自由に探索すようなゲームシステムではありません。
敵やアイテムやダンジョンの出口など、ダンジョンを構成するものは全てカードで表されていています。
カードはリング状に並べられていて、プレイヤーの正面には2枚のカードが並んでいます。
ダンジョンが全てカードで表されていますが、『Slay the Spire』のようなデッキ構築型のゲームではありません。
プレイヤーの取れる行動は非常にシンプルで、大別すると主に以下の2択になっています。
①正面の2枚のカードのうちどちらかを選択する
②左右のどちらかに移動する
各行動について詳しく解説します。
①正面の2枚のカードのうちどちらかを選択する場合
モンスターカードの場合は戦闘
ポーションカードの場合は回復
宝箱(ミミック)カードの場合はアイテムゲット
ステータスアップカードの場合はプレイヤーの強化
など、カードの種類によって結果が変わります。
(ほかにも様々な種類のカードがあります)
一部例外を除いて、モンスターはプレイヤーが攻撃しなければ攻撃してきません。
見た目はおどろおどろしいですが優しいモンスターたちですね。
②左右のどちらかに移動する場合
リング状の次のカードがプレイヤーの正面に表示されます。
モンスターカードの横を移動する場合は、モンスターに見つかって攻撃を受けてしまう場合があります。(プレイヤーのステータスによって見つかる確立が変動します)
たった2種類の行動ですが、本作は高難易度のゲームなので常に最善の選択を心掛ける必要があります。
リング内のモンスターをすべて倒す必要はなく、出口のカードを選択すれば次のフロアに移動できます。
フロアを移動していくと最後は強いボスが登場するので、それまでにプレイヤーを強化する必要があります。
少しでもプレイヤーを強化するために強いモンスターと戦うか、体力を温存するために次のフロアに移動してしまうか悩まされます。
本作はプレイヤーが動くまで敵が動かないターン性のゲームなので、じっくり考えながらプレイできますよ!
装備の組み合わせで発生するシナジーが爽快
プレイヤーの基本ステータスは「HP、攻撃、防御、知性」の4つです。
知性って何だ?と疑問になると思いますが、ポーションで得られる回復量が増えたり、後述するソウル獲得値が増えたりします。
本作はプレイヤーにレベルの概念は存在せず、ステータスアップの方法は主に以下の2種類です。
- ステータスアップカードを取得する
- 装備アイテムカードを取得して装備する
装備アイテムは武器・頭・胴・足などパーツごとに分かれていて、全部で12個装備できます。
300種類くらいアイテムが用意されているので、プレイのたびに装備の組み合わせが変わります。
装備の大半は、ステータスアップ以外に効果が付与されています。
- 体力が25%未満の時、攻撃力が上がる
- 体力最大時にポーションを取得すると、体力の最大値が増えるようになる
- ダンジョンフロア内に出口カードが増える
装備のランクは4段階に分かれていて、最大ランクのレジェンダリー装備は効果がスゴイことになっています。
- 攻撃時、正面の敵両方を同時に攻撃できるようになる
- 回復アイテムの回復量が2倍になる
- 攻撃時、敵を動けなくさせる
装備を取得する方法はいくつかありますが、一番メジャーな方法はミミックカードの宝箱を開ける方法です。
宝箱を開けるには、モンスターを倒すと手に入る「ソウル」を消費します。
レジェンダリー装備は大量のソウルを消費するため、敵をたくさん倒してソウルを集める必要があります。
全部のモンスターを相手にする余裕はないので、死なないギリギリを見定めながら敵を倒していきます。
うまくレジェンダリー装備を集めて、さらにシナジーが発動すればモンスターをバッサバッサとなぎ倒せるようになるので爽快ですよ!!
演出が省略されていてサクサクプレイができる
本作は攻撃時の演出がほとんどなく、1ターンは一瞬で終わります。
設定を変更できるゲームでゲームスピードを上げた状態よりも早いと思います。
人によっては寂しいと感じるかもしれませんが、本作はローグライクゲームで何回も繰り返しプレイするようなゲームなので、長々と演出を見せられていたら飽きてしまいます。
本作は高難易度のゲームなので数分でゲームオーバーになってしまうこともありますが、サクサクとプレイできるので「もう1回!もう1回!」とプレイしたくなります。
僕は寝る前にちょっと1ゲームプレイするつもりが、「次ゲームオーバーになったら寝よう」を繰り返して結局10ゲームくらいプレイしてしまったこともありました。
続いて気になった点をあげていきます。
気になった点
コツをつかむまではすぐにゲームオーバーになる
本作は高難易度のゲームですが、敵モンスターの特徴を覚えてコツをつかんでくると、ノーマルモードならクリアできるようになってきます。
しかし、最初のころは訳も分からずにあっさり死んでしまうので、「無理ゲーじゃん」と思って諦めてしまう人もいると思います……。
それではもったいないので、個人的に感じた最初に注意するべき3つのポイントを記載しておきます。
- 爆発するモンスターからは逃げる
- 毒攻撃をしてくるモンスターと無理に戦闘しない
- 遠距離攻撃してくるモンスターを早めに倒す
ストーリーはよく分からない
個人的にはローグライクゲームにはストーリーは求めていないので気にしていないですが、一応触れておくとストーリーはよく分かりません。
目バキバキ歯ジャキジャキのモデル体型フクロウと
謎の紫のモヤモヤの
どちらの味方にするかを選択するようなストーリーになっているんですが、基本的にどちらも何を言ってるかよく分かりません。
3つの選択肢の中から1つ選んで質問できる場面があるんですが、、、
はっきりした答えが返ってこないのでなんかモヤっとします。
しかし、ローグライクゲームで、プレイヤーの選択でエンディングが変わるのは珍しいと思いました。
方向音痴でも問題なく遊べる?
本作は「方向音痴でも問題なく遊べるか」について解説します。方向音痴ではない方は飛ばしてくださいね!
通常「ダンジョンRPG」というゲームジャンルは方向音痴だと警戒してしまいますが、本作は前述したとおりプレイヤーが自由にダンジョンを探索するようなゲームではなので、迷子になることは100%ありません!
そもそもこのゲームで迷子を心配している人はいないと思いますけどね!
レビューまとめ
- シンプルながら常に選択を迫られるゲームシステム
- 装備の組み合わせで発生するシナジーが爽快
- 演出が省略されていてサクサクプレイができる
- コツをつかむまではすぐにゲームオーバーになる
- ストーリーはよく分からない
ゲームの見た目は全く違いますが、敵の特徴を覚えてだんだんとダンジョンを潜っていく感覚は『風来のシレン』に近いものがありました。
ローグライクゲームなので運が悪いと詰んでしまうこともありますが、知識や経験でカバーできる場面も多々あるので、だんだんとクリアに近づくことができます。
僕はこのゲームを2021年8月頃に購入してプレイしていたのですが、今回レビュー執筆にあたり久々に起動してみました。
すると2021年12月に大幅アップデートがあったようで、イベント・装備・モンスター等が追加されていました!
配信から1年以上経ってもアップデートを継続してくれているのはうれしいですね!
本作は1プレイがサクサク終わるので、寝る前にちょこっとプレイするゲームを探している方にもオススメです!
僕みたいに睡眠不足にならないように注意してくださいね!
\ ゲームのレビュー記事を多数書いてます /