- 1万円以下のワイヤレスイヤホンが欲しい
- ハイレゾ音源を聴いてみたい
- ゲームで使用したい
- バッテリーを気にしたくない
こんなワイヤレスイヤホンをお探しの方に、ぴったりな製品を紹介します!
ワイヤレスイヤホンは種類がありすぎて、どれを選べばいいか分からなくなりますよね……!
Appleの『AirPods Pro』やSONYの『WF-1000XM4』が評判が良くて有名ですが、3~4万円と中々のお値段がします。
ワイヤレスイヤホンにそこまでお金をかけたくなかった僕は、1万円以下で性能が良い商品を探していました。
落とすのが心配で高いのが買えない……
そこでたどり着いたのが、今回紹介するSOUNDPEATSの『Capsule3 Pro』です。1万円以下とは思えない性能のワイヤレスイヤホンでした!
- LDAC(ハイレゾ)対応
- ノイズキャンセリング機能搭載
- ケース込みで最大52時間のバッテリー
- 低遅延のゲームモード搭載
この記事では『Capsule3 Pro』を使用した感想を書いていきます。
間違いなくコスパ最高のワイヤレスイヤホンですが、一部気になる点もあったので、ぜひ最後までチェックしてくださいね!
良かった点 | 気になった点 |
---|---|
豪華なデザイン 充電ケースが軽い LDAC/ハイレゾ対応 価格以上の音質 圧迫感が少ない 音が途切れにくい 片方だけで使用可能 ANCモード 低遅延モード バッテリーが長持ち ファームアップ可能 EQ調整可能 | ケースの取り出しに難あり 風切り音対策がイマイチ ワイヤレス充電非対応 マルチポイント非対応 |
外観・付属品
『Capsule3 Pro』の外観・付属品をチェックしていきましょう!
『Capsule3 Pro』の外箱がこちらです。
箱の中身がこちらです。カラーバリエーションはなく、ブラックのみになります。
- ワイヤレスイヤホン本体
- 充電ケース
- イヤーピース(S/M/L)
- 充電用USBケーブル(Type A to C)
- 取扱説明書(日本語あり)
- 専用アプリの案内
充電ケースはマットな質感で、なかなか高級感があります。指紋も目立ちにくいです。
充電ケースの大きさは一般的で、手のひらにすっぽりと収まるサイズ感です。
丸みを帯びたデザインなので、ポケットに入れてもあまり痛くないです(地味に重要)。その代わり、自立することはできません。
重さは、イヤホンを収納した状態で49gでした。
充電ケース背面のヒンジ部分に、「SOUNDPEATS」がピンクゴールドで輝いています。
底面には、充電用の「USB Type-Cポート」と、ペアリングやリセットする際に使用する「物理ボタン」があります。
充電ケース表面の中央付近に、LEDインジケータが搭載されています。
▼充電ケースのバッテリー残量表示
100% – 50% | 緑で点灯 |
49% – 10% | 黄色で点灯 |
10%未満 | 赤で点灯 |
▼充電中のバッテリー残量表示
0% – 20% | 赤でゆっくり点滅 |
21% – 69% | 黄色でゆっくり点滅 |
70% – 99% | 緑でゆっくり点滅 |
100% | 緑で点灯 |
充電ケースのフタを開けると、イヤホンが縦に収まっています。
しっかりとマグネットが効いているので、逆さまにしてもイヤホンが落ちることはありません。
イヤホンの取り出しはスムーズにできますが、イヤホンが外側を向いてケースに収納されているため、耳に装着する前に半転させる必要があります。
たったのワンアクションですが、毎回やらないといけないのでちょっと面倒です。
イヤホンの形状はスティック型です(通称うどん)。着脱がしやすいというメリットがあります。
ピンクゴールドのラインがゴージャス感を演出……!
商品画像を見たときは「ちょっと派手かな……」と思いましたが、実物を見たらそこまで気になりませんでした。
イヤーピースは引っ張れば簡単に外せます。お手入れもしやすいです!
注意点として、ステムが楕円の形状をしています。付属品以外のイヤーピースに交換したい場合、取り付けできない場合があります。
タッチセンサーの操作方法
イヤホンの「SOUNDPEATSのロゴ」の部分がタッチセンサーになっていて、タップすることで各操作をすることができます。
再生/一時停止 | 2回素早くタップ |
音量を下げる | 左側を1回タップ |
音量を上げる | 右側を1回タップ |
曲送り | 右側を1.5秒ロングタップ |
電話を受ける/切る | 2回素早くタップ |
着信拒否 | 着信中に1.5秒ロングタップ |
通話切替 | 通話中に2秒ロングタップ |
端末の音声認識アシスタント機能を起動 | 右側を3回素早くタップ |
ゲームモードON/OFF | 左側を3回素早くタップ |
ノイズキャンセリングモード切替 | 左側を1.5秒ロングタップ |
曲送りをすることはできますが、前の曲に戻すことはできません。
気になる点として、タッチセンサーの反応するポイントが狭いような気がします。
2023/6/6追記
ファームアップデートでタッチセンサーの感度が向上しました。
Capsule3 Proの良かった点
価格以上の音質
ワイヤレスイヤホンで一番重要なのはもちろん、音質ですよね!
『Capsule3 Pro』は1万円以下の価格でありながら、「LDAC」に対応しています!
ソニーが開発したBluetoothコーデック。CDよりも情報量が多いハイレゾ音源を再生できる。
iPhoneは残念ながらLDACに対応していないので、AACで接続されます。
僕はLDAC対応のAndroidを使用しているので、ハイレゾ音源を聴いてみました。
特に低音の響きが良いと感じました。ロック好きにはたまりません!まるでライブハウスにいるような臨場感を楽しめました。
強めの低音が苦手な方は、専用アプリで自分好みのサウンドに調整することも可能です。
音楽を聴くのがより楽しくなったよ!
長時間装着しても疲れにくい
いくら音が良くても、ワイヤレスイヤホンの着け心地が悪かったら残念ですよね……。
イヤーピースが珍しい楕円型だったので心配していたのですが、僕の耳にはしっかりフィットしました!
圧迫感は全く感じないのですが、頭を縦に振っても外れません。
着け心地サイコー!
音が途切れにくい
ワイヤレスイヤホンを使ってて一番イライラするのは、ブツブツ音が途切れることですよね……!
ペアリングする機器との相性もあるとは思いますが、僕の環境ではほとんど途切れることはありませんでした。
片方だけで使用可能
『Capsule3 Pro』は片方だけで使用することも可能です。(片耳モード)
片耳モード時はモノラルになるので、しっかりとすべての音が聞こえてきます。
両耳モードで使用中に片方だけケースにしまった場合も、自動で片耳モードに切り替えてくれます!
ノイズキャンセリング機能搭載
『Capsule3 Pro』はANC(アクティブノイズキャンセリング)機能を搭載しています!
イヤホンの左側を1.5秒タップすると、以下の3つのモードに順番に切り替わります。
- ANCモード
- 外音取り込みモード
- 通常モード
ANCモード
ノイズキャンセリングのモードです。
エアコンの音やパソコンのファンの音などの低音がスッと消えるので、音に集中することができます!
完全な静寂とはいかず、ある一定の高さ以上の音はそこそこ聞こえてきます。人の声も割と聞こえてくるので、カフェなどで無音で集中したい方には不向きかもしれません。
ANCモードをオンにすると、無音時に少しホワイトノイズ(サーという音)が聞こえてきます。音を流すと気にならなくなります。
高級ワイヤレスイヤホンのANCには劣るけど、この価格で機能を搭載していることに感謝だね!
外音取り込みモード
イヤホンをしながら外の音を取り込んでくれるモードです。
少しだけ機械を通したような音がしますが、十分実用的だと思います。
イヤホンを着けながら会話ができるよ!
通常モード
ANCオフのモードです。
外音取り込みモードがあるのに必要なの?
と思うかもしれませんが、僕は外を歩くときは通常モードにしています。
ANCモードだと車の音に気付きにくいので危険ですし、外音取り込みモードだと外の音がうるさすぎるからです。
地味に重宝しているよ……!
バッテリーが長持ち
『Capsule3 Pro』はバッテリーが超長持ちです。
カタログ値は驚異の、ケース併用で52時間です!(イヤホン単体で8時間)
LDACで接続したり、ANCモードを使用したりすると、バッテリーの減りが早くなるようです。
実際は52時間も持たないと思いますが、長持ちなことは間違いありません。
こまめに充電しなくていいから楽だね!
低遅延のゲームモード搭載
ワイヤレスイヤホンで動画を見ているとき、口の動きと声が合っていなくて違和感を感じたことはないでしょうか?
ワイヤレスイヤホンは電波で通信しているため、多かれ少なかれ遅延が発生してしまうからです。
『Capsule3 Pro』には、70ms(0.07秒)の低遅延を実現するゲームモードが搭載されています!
イヤホンの左側を3回素早くタップすると、ゲームモードに切り替えることができます。
これで音ズレが気にならなくなるよ!
ゲームモードという名称だけあって、もちろんゲームをする時にも活躍します。
気になった点
風切り音対策がイマイチ
ANC(ノイズキャンセリング)機能を搭載しているイヤホンは、風切り音が入ってしまうという欠点があります。
『Capsule3 Pro』は公式の紹介で「風切り音も気にならない」と謳っていますが、期待するほどではなかったかなと思ってしまいました。
屋内ではほとんど風切り音はしませんが、屋外では普通に気になります。
もちろん、ANCモードをオフにすると風切り音は全くしないので安心してくださいね。
そもそも屋外では危険だからANCモードを使用しないかな!
ワイヤレス充電非対応
『Capsule3 Pro』の充電ケースは、ワイヤレス充電には対応していません。
充電方法は、「USB Type-C」ケーブルの有線接続のみです。
僕は普段ワイヤレス充電を使用していないですが、慣れている人は残念かもしれませんね。
マルチポイント非対応
最近のワイヤレスイヤホンはマルチポイント対応の製品が増えてきましたが、『Capsule3 Pro』は非対応です。
イヤホンを複数の機器に同時に接続することができる機能。PCとスマホに同時に接続して、着信があったら瞬時にスマホに切り替えするといったことが可能。
マルチペアリングには対応しているので、一度ペアリングした機器とは簡単に接続することが可能です。
ペアリングした機器を複数記憶する機能。接続機器を切り替える際に、ペアリングのやり直しが不要になる。
安価な分、少し機能を削っているという印象かな
専用アプリの機能
『Capsule3 Pro』はSOUNDPEATS公式アプリに対応しています。
SOUNDPEATS
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アプリで出来ることは、主に以下の5つです。
- ファームウェアアップデート
- イコライザーの調整
- ANCモード切替
- ゲームモード切替
- タッチキーのワンクリック機能を無効化
ファームウェアアップデート
アプリでイヤホンのファームウェアアップデートをすることができます。
購入後に早速、バグ修正のファームウェアアップデートがありました。
イコライザーの調整
イコライザーを調整して、好みのサウンドにすることができます。
20Hz(低域)~14kHz(高域)の間で、+6db~-6dbで設定することができます。
「どう調整すればいいか分からないよ!」という方(僕もです)のために、プリセットが9種類用意されています。
プリセットを変更すると、同じ曲でも印象がけっこう変わります。曲によって調整するのも良いかもしれませんね!
僕はロックがお気に入り
ANCモード・ゲームモード切替
ANCモードやゲームモードの切替えはイヤホンのタッチセンサーでも出来ますが、反応が悪くてイライラしてしまうことがあるかもしれません。
タッチキーのワンクリック機能を無効化
イヤホンのタッチキーのワンクリック機能を無効化することができます。
つまり、イヤホンのタッチによる音量の上げ下げを無効化できます。
「タッチセンサーの誤反応で急に音量が上がってしまう」といったトラブルを防ぐことができます。
サポート対応について
SOUNDPEATSは中国の企業なので、日本語のサポートが受けられるか心配な方もいるのではないでしょうか。
購入直後にANCモードがうまく機能しないという不具合があったので、こちらのサポート窓口から問い合わせしてみました。
すると、当日中にしっかりと日本語で返信が来ました!
ちなみに、イヤホンのリセット操作で不具合は復旧しました。
説明書にも記載されていますが、念のため以下にリセット操作の手順を記載しておきます。
イヤホンのリセット方法
レビューまとめ
最後に、良かった点と気になった点を振り返りましょう。
良かった点 | 気になった点 |
---|---|
豪華なデザイン 充電ケースが軽い LDAC/ハイレゾ対応 価格以上の音質 圧迫感が少ない 音が途切れにくい 片方だけで使用可能 ANCモード 低遅延モード バッテリーが長持ち ファームアップ可能 EQ調整可能 | ケースの取り出しに難あり 風切り音対策がイマイチ ワイヤレス充電非対応 マルチポイント非対応 |
気になる点はいくつかありましたが、それを差し引いてもコスパ最高の製品だと思います!
SOUNDPEATSのワイヤレスイヤホンがコスパ最高という噂は聞いていましたが、まさかここまでとは……。
今まで同価格帯のワイヤレスイヤホンを使用していた人は特に、音質の良さに驚くと思いますよ!
1万円以下で探すなら『Capsule3 Pro』で決まり!