方向音痴ゲーマーのテップウ(@teppu_game)です!
今回は『Old School Musical(オールドスクールミュージカル)』というゲームを紹介します。
本作のジャンルは「リズムゲーム」になっているのですが、僕がプレイした感想はこちらです。
リズムゲーム要素はオマケだ!
リズムゲームなのにリズムゲーム要素がオマケ……一体何を言っているんだ……?と思ってしまいますよね。
もちろんちゃんとリズムゲームとして遊べるのですが、それ以上に他のインパクトが強いゲームなんです!
それでは僕がプレイした感想を書いていきます~!
プラットフォーム | Switch/PC(Steam) |
価格(Switch) | 1280円 |
価格(Steam) | 1320円 |
良かった点
まさかの壮大なストーリー
ゲームをスタートさせると、まずは「ストーリーモード」で遊ぶことになります。
本作の主人公は、ティブとロブのデコボコ兄弟です。
ティブとロブの兄弟は、ママからヒーローになるように言われていて、毎日ママに鍛えられています。
今日もママが部屋にやってきました!
ドアを壊して
とってもユニークなお母さんですね!
兄弟はパパ似かな?
ドアの修理はいったん置いといて、とりあえず今日もママと訓練をします!
修行はランニング、ママが投げてくるものをはじく、ママと戦うなど、とても非常にすご~く一般的なものです。
兄弟はママと毎日そんな修行を続けて、、、
いきなり13年も飛びました。
いきなりすぎて、プレイしていて僕もぶっ飛びました。
弟のロブは16歳になったようです。
兄弟が訓練のランニングをしながら帰宅していると、、、
家がバグりました
もちろん本当にゲームがバグったわけではなく、そういう演出ですね!
家の中にママの姿は見当たらず、代わりにセクシーな置手紙と謎のリモコンが・・・!
手紙にはこのように書いてあります。
坊や。世界がバグに侵されたわ。
あなたたちも逃げなさい。
この手紙とコントローラを持っていきなさい。
通信タワーで会いましょう。
なぜ世界はバグに侵されたのか!?
ママは何かを知っているのか!?
通信タワーを目指すところから兄弟の冒険が始まり、どんどん物語が壮大になっていきます。
昔のRPGのような始まり方でワクワクしますよ~
とにかくレトロゲームのパロディが満載
本作の1番の特徴は何と言ってもレトロゲームのパロディが満載な点です!
正直、大丈夫か!?って思うくらいパロディにあふれていますが、Switchで発売されているということは大人のチェックも済んでいるんでしょう!きっと!
パロディのほんの一部を紹介しますね!
まず先ほどのストーリーの紹介で、ママと戦う修行があったと思います。
その戦闘画面がこちら!
ポケットに収まるモンスターのようですね!
赤と青の宝石あたりの世代に近いでしょうか……!
分かる人には分かる、あのモンスターも登場します!
続いて紹介するのはこちら!
どこかの岩男のようですね!
ジャンプ台になりそうな犬型ロボットもいます。
リズムゲームですがボスも登場しますよ!
このような感じで、たくさんレトロゲームのパロディが散りばめられています!
中には比較的最近のゲームのネタもあるかも……!
本作は海外のゲームですが、日本のゲームを元ネタにしているパロディが多く感じました。
元ネタを考えながらプレイするのが楽しかったです!
自分が知らないゲームのパロディもたくさんあったんだろうな~
判定甘めでシンプルなルール
これまでリズムゲームとは思えない画像をたくさんあげていますが、本作は(一応)リズムゲームなので簡単にルールを説明していきますね!
画面の上下左右からボタン(音ゲー用語でノーツというらしい)が流れてきます。
ノーツが画面中央の黒丸と重なったタイミングで対応するボタンを押せばOKです!
Switch版の場合は、上から来たら「Xボタン」右から来たら「Aボタン」という感じですね!
プレイ中にこちらの画面に切り替わることがあります。
この場合は灰色のバーが重なったタイミングで「Lボタン」「Rボタン」を押せばOKです!
判定は「perfect」「cool」「bad」「miss」の4種類ありますが、けっこう甘めです。
リズム感皆無な僕でも「perfect」を連発できました!
Missになると画面左上に表示されているHPが減っていきますが、10回コンボを達成すると回復できます。
HPが0になってしまったらゲームオーバーです。
難易度は3段階から選べるので、ストーリーモードはリズムゲームが苦手な方でもクリアできると思いますよ!
BGMもパロディしている曲があります。
なんか聞いたことがあるけど微妙に違和感があるBGMに、ニヤニヤしながらプレイしました(笑)
謎のおじさん押し
こちらは確実に賛否が分かれる点だと思いますが、本作をプレイしていると「謎のおじさん押し」を感じます。
まずはオプション画面がこちら……!
左上にかわいらしい妖精がいますね!
ん?アップでよく見てみると……
かわいらしい髭のおじさんでした☆
ドット絵の世界観に関係なくリアルなおじさんも突然現れます。
そして極めつけはゲームオーバー画面……!
ノリノリでダンスする半裸毛深おじさんをみせられます。
(ゲームオーバーのペナルティ??)
僕はこういう開発者の悪ノリは大好物ですが、苦手な方も多いと思います。
だんだんクセになってくるかも?
気になった点
リズムゲームとしては大味
書かずにはいられませんでした……!
本作はリズムゲームでありながら、リズムゲームとしてはだいぶ大味です。
プレイしていてあまり爽快感を感じることができませんでした。
一番の原因として、本作はタイミングよくボタンを押しても特に音が鳴りません。
ボタンを押しても押さなくても、同じBGMが流れます。
コントローラーのカチカチ音がむなしく響きます
これがけっこう致命的で、リズムゲームにおける演奏感がほとんど感じられないんですよね。
更に1曲が4分くらいあって、リズムゲームとしては長めなのでだんだん疲れてきます。
もしリズムゲームとしての演奏感や爽快感を求めているなら、ほかのゲームを購入しましょう。
パロディ画面に集中できない
本作はリズムゲームの裏でパロディ感満載の画面が表示されます。
「ボタンを押すタイミングでショットを撃つ」といったこだわりを感じるんですが、プレイ中は画面中央に集中しているためほとんど見ることができません。
見たい……!見たいけど見れない!
という非常にモヤモヤした気持ちでプレイすることになってしまったので、もったいなく感じました。
ストーリーモードクリア後に解放されるモードがイマイチ
本作は壮大なストーリーが特徴ですが、ストーリーモードは3時間ほどでクリアできてしまいます。
ストーリーモードクリア後にボリューム満点な新たなモードが解放されるのですが、残念ながら僕は楽しむことができませんでした。
理由は今までのストーリーモードはチュートリアルだったのかな?と思えるほどの高難易度だからです。
しかも難易度の上げ方が普通のリズムゲームと違います。
- 曲の途中にノーツの大きさが変わる
- 曲の途中にノーツのスピードが変わる
- 画面が見えづらいように妨害される
特に画面の妨害が強烈で、僕は目がチカチカしてプレイできませんでした。
追加モードも曲は良かったんですが……
「アーケードモード」という、普通のリズムゲームのようにハイスコアを目指すモードがあるので、ストーリーモードクリア後はこちらをプレイしています。
レビューまとめ
- まさかの壮大なストーリー
- とにかくレトロゲームのパロディが満載
- 判定甘めでシンプルなルール
- 謎のおじさん押し
- リズムゲームとしては大味
- パロディ画面に集中できない
- ストーリーモードクリア後に解放されるモードがイマイチ
リズムゲーム部分の爽快感や演奏感があまりないところが、非常に惜しいゲームでした。
決してつまらないわけではありませんが、リズムゲームの部分だけ見るとどうしても他のゲームに分があります。
しかし!本作の大きな魅力はレトロゲームのパロディと、ノリノリなレトロ風サウンドです!!
この2つが好きな方には間違いなくオススメできるので、ぜひプレイしてみてください~!
あとはおじさんが好きなに人もオススメ……?
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