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テップウ
ゲームとマンガとロックが好きなアラサー。
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【レビュー】太陽の勇士2|ターン制ストラテジー+ローグライト=時間泥棒

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【レビュー】太陽の勇士2|ターン制ストラテジー+ローグライト=時間泥棒

方向音痴ゲーマーのテップウ(@teppu_game)です!

今回紹介するゲームは、『Warriors of the Nile ~太陽の勇士~2』です。

『ファイアーエムブレム』のようなターン制ストラテジーと、『Slay the Spire』のようなローグライトを掛け合わせたゲームになっています。

ターン制ストラテジーとローグライトを掛け合わせたゲームといえば、『Into the Breach』が有名ですよね。

『Into the Breach』はローグライトの要素が薄く、どちらかと言えばパズルゲームのようなバランスになっています。(よく詰将棋に例えられてますね!)

一方「太陽の勇士2」はローグライトの要素が強く、いい意味で大味なバランスになっているので、運が良ければ後半は無双することができます!

どちらも高評価な作品ですが、僕はパズルゲームが苦手なので、運要素の強い「太陽の勇士2」の方がめちゃくちゃハマりました!

『Slay the Spire』に匹敵する時間泥棒ローグライトに出会えた!

この記事では、『Warriors of the Nile ~太陽の勇士~2』をプレイして感じた良かった点や気になった点を紹介するので、ぜひ購入の参考にしてください!

なお、本作はSwitchとSteam(PC)で販売されていますが、筆者はSteam(PC)版をプレイしました。

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良かった点

エジプトの世界観

ターン制ストラテジーは個人的に西洋ファンタジーのイメージが強いのですが、本作の舞台はエジプトです。なかなか珍しい気がします!

「エジプトの神々に祝福された勇士たちを率いて、侵入してきたローマ軍に対抗する」というストーリーですが、まあストーリーはあってないようなものです。

何度も繰り返しプレイするローグライトで、重厚なストーリーを展開されても困りますからね!w

エジプト感つよつよなOPムービー

キャラクター、マップ、アイテム、BGM、UIなど、細かいところまですべてエジプトのイメージで統一されているので、没入感がありました!

僕のエジプトのイメージは「遊戯王」と「ジョジョ3部」だよw

千年アイテム感がいいですね!

海外のインディーゲームだと、あまり日本人の好みに合わないキャラデザになりがちですが、本作のキャラデザは”萌え”にならないくらいのちょうどいいアニメ調のデフォルメで、めっちゃ好みでした!

1ステージがサクサクプレイできる

ターン制ストラテジーは、腰を据えてプレイしないといけないイメージがありませんか?

特にマップが広い作品の場合、移動で何ターンもかかってしまうこともあり、1つのステージに1時間以上かかってしまうことも少なくありません。

本作の場合は、1つのマップは9×9マスとなっていて、画面に納まる広さです!

早ければ3ターンくらいでステージクリアできちゃうこともあります。

すべてのマップが狭いとなると、同じようなステージが続いて単調になってしまいそうですが、そんなことはありません。

様々な特殊な能力を持った敵が出現するので、ステージによって攻略法が変わってくるのです。

サクサククリアできるけど、ちゃんと敵の能力を見ないとサクサクやられるよ……!

攻撃モーションがシンプルかつ、超スピーディなこともサクサクプレイに一役買っています。

シンプルながらエフェクトは派手なので、爽快感もあるんです!

ステージをクリアしたら、ランダムに1~3つに分岐するステージの中から1つを選んで、ゲームを進めていきます。

報酬や敵の種類を見てステージを選びます

ステージの他にも、道中に回復できる泉があったり、装備屋があったりもします。『Slay the Spire』のようなローグライトでよく見るシステムですね!

こんな感じに次々とステージを攻略していくゲーム性なので、サクサク攻略できるマップと非常にマッチしています!

キャラクター性能が個性的

以下の3つの系統から勇士を1人ずつ選出して、3人でステージを攻略していきます。

  • 近接攻撃が得意な「戦士系」
  • 遠距離攻撃が得意な「狩人系」
  • 範囲攻撃や特殊な攻撃をする「メイジ系」

各キャラクターの性能の違いは、ステータスや攻撃範囲だけではありません。

それぞれ固有の能力を持っているので、キャラクターによって使い勝手が全然違うんです!

こんな感じにびっちり能力の説明が書いてあるので最初は面食らいますが、各キャラの活かし方を試行錯誤していくのが楽しかったです!

また、固有の能力の他に、キャラクターはそれぞれ固有の「奇跡」を発動することができます。「奇跡」は一般的なゲームでいう「スキル」ですね!

敵を倒すことで溜まっていくエネルギーを消費することで、「奇跡」を起こすことができます。

字が細かすぎてビビったチュートリアル

奇跡は神々の祝福を呼び起こして発動するようで、形勢を逆転できる力を持っています。ここぞという時に使いましょう……!

と言っても、終盤はだいたい毎ターン奇跡を発動できるくらいエネルギーが溜まりますし、毎ターン奇跡を起こす前提のバランスになっている気がします。神々のありがたみが……笑

装備や石板のシナジーが楽しい

本作の醍醐味はやはり、装備や石板の組み合わせによるシナジーです!(石板とは、ローグライトでおなじみのレリックのようなものです)

装備や石板は「緑<青<紫<金」の順にレア度が上がっていくのですが、運よく金色の装備や石板を複数揃えると、無双できるくらいキャラが強くなります。

ゲームによっては、あまりに強すぎる効果のレリックは相応のデメリットを伴っていることもありますが、本作の場合はデメリットはありません。迷わず取ることができます!

金色が出るとめっちゃテンション上がるよ!

↓効果が発動しすぎてよく分からくなったの図

ずっと俺のターン!

永続強化や解放の要素あり

キャラクターを使用しているとレベルが上がっていき、スキルツリーのような方式で、武器や石板の開放、ステータスの永続強化などをすることができます。

また、ゲームをプレイしていると溜まっていくポイント(宝石)を消費して、新キャラクターの解放や、ステージ間に訪れる施設(鍛冶屋など)の解放・アップグレードなどをすることができます。

ゲームオーバーになってもすべてが無駄にならないのはうれしいね!

どんどんプレイヤーに有利になっていくので、ターン制ストラテジーが苦手でも、繰り返しプレイすることでクリアに近づけるはずです!

なお、ノーマル難易度のクリア(3章まで)は、そんなに難しくないと感じました。僕は2回目のプレイでクリアできました。

ですが、高難易度のチャレンジモードが何段階も用意されていますし、3章までは遊びだったのかな?って思う超難易度の4章も後から解放されるので、やり込み要素もバッチリです!

チャレンジモードはSlay the Spireのアセンションみたいな感じです

気になった点

一部日本語訳に違和感がある

本作はインディーゲームの中では日本語訳の精度は高い方ですが、一部違和感のある日本語がありました。(2023年10月時点)

複雑な効果の説明文が多いので、違和感のある日本語が残ってしまうのは、ある程度仕方がないのかなと思います……!

稀に敵の能力の説明文が途切れてしまっていて、何をされるのか分からずスリリングでした……w

プレイしていて気になった点はこれくらいでした。マジで完成度の高いゲームだと思います!

レビューまとめ

ターン制ストラテジーとローグライトの相性はバツグンなことが、この作品で分かりました!

1つのステージを超サクサクプレイできるので、僕のように「ターン制ストラテジーは好きだけど、広いマップを攻略するのに疲れてきた……」という人におすすめです!

1つ1つはサクサクでも、結局気づいたら数時間経ってるんだけどね……!

また、ターン制ストラテジーにあまり興味がなくても、シナジー発動の爽快感は『Slay the Spire』に通ずるものがあるので、ローグライトが好きな方にもおすすめです!

個性的なエジプトの世界観もめっちゃいいので、気になった方はぜひプレイしてみてください~!

\ ゲームのレビュー記事を多数書いてます /

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