方向音痴ゲーマーのテップウ(@teppu_game)です!
今回は『ネクソモン:絶滅』のSwitch版をレビューしていきます!
サブタイトルの「絶滅」がシビれますね。
結論から言うと、「ポケモンに似たゲーム」で片づけるにはもったいない作品でした!
しかし、個人的に大きな気になる点が1つあったので、その点も含めてレビューしていきます。
※本記事では分かりやすいように、ポケモンの用語を使って解説していきます。
- モンスター(ネクソモン)を捕まえて育てながら冒険するポケモンライクなRPG
- ネクソモンは全部で381種類の大ボリューム
- ターン制の戦闘方式で、2Dグラフィックできれいにアニメーションする
ポケモンと違うシステムについて
正直このゲーム、めちゃくちゃポケモンに似ています。
まずこちらの画像をご覧ください。
めっちゃポケモン……!
グラフィックが2Dなので、ダイパリメイクよりも原作ダイパに近い気がします。
そしてなんだか見覚えがある左上の建物に入ると……
ポケモンセンターかな!?
このように、間違いなくポケモンを意識してつくられている本作ですが、ネクソモン独自のシステムもたくさんありました!
その中でも、僕がおもしろい・便利だと思ったシステムを紹介します!
技の使用がスタミナ方式
ポケモンでは、技ごとに「使用回数(PP)」が決められていますが、ネクソモンでは「スタミナ方式」になっています。
スタミナ方式ってなんだ?ってなると思いますが、一般のRPGで言うMPと考えると分かりやすいかもしれません。
もちろん強力な技ほどスタミナ消費量が大きくなりますが、本作ではスタミナを回復するアイテムが普通に安価で売ってます!
ポケモンだとストーリーでは[だいもんじ]のように「PPが少ないけど強力な技」は使いづらいですが、本作だと強力な技も気にせずバンバンうっていけますよ!
野生のネクソモンを捕獲するとき確率が表示される
ポケモンで伝説のポケモンをゲットするとき「これホントにゲットできるの??確率何パーだよ~~」なんて思ったことはありませんか?
本作は確率が画面に表示されるようになっています!!
しかも内訳まで表示される親切設計!
これだと弱らせたり状態異常にさせることの効果を実感できますね!
今選択しているモンスターボールNexoTrapは一番捕獲確率が低いものですが
風タイプのネクソモンを捕まえやすくなるNexoTrapに切り替えたら25%も確率アップしました!!
このシステムにはガンテツさんも真っ青(「ガンテツボール バグ」で調べてね!)
捕まえづらいネクソモンでも、確率が表示されることによって「頑張ればゲットできる!」と思える良いシステムだと思います!
全回復できるオブジェクトが設置されている
僕はRPGをプレイすると、もったいなくて極力回復アイテムを節約してしまいます。
ポケモンだとポケモンセンターにお世話になりっぱなしです。
本作にも、上で載せた画像のように無料の回復施設(ネクソモンセンター?)がありますが、それ以外にも、道中に手持ちのネクソモンの体力・スタミナを全回復できるオブジェクトが定期的に設置されています。
一度使うと消えてしまいますが、一定時間経過すると復活します。
これでネクソモンセンターを往復しないですみますね!
続いて、プレイして感じた良かった点を書いていきます!
良かった点
前作未プレイでも大丈夫!展開の読めないストーリー
ポケモンライクのゲームなので、ストーリーは子供向けかと思っていましたが、、、(ポケモンはもちろん子供も大人も楽しめる素晴らしいストーリーですよ!)
子供向けというより、ポケモンで育った大きいお友達向けのゲームのような気がします。
このゲームは無印の『ネクソモン』の続編になってるんですが、前作未プレイでも十分楽しめました!!
序盤から前作の主人公が出てくるので、無印版ををプレイした方ならさらに楽しめると思います!
本作の主人公は、古から伝わる伝統にならって無口なんですが、道中、おしゃべりなネコのニャースココが同行してストーリーを盛り上げてくれます!
上の画像でお気づきかと思いますが、残念ながら日本語訳は非常にイマイチです。
違和感はありますが、ストーリーが分からなくなるレベルではないのでご愛嬌ということで!
僕は25時間ほどプレイして、ラスボスを倒してメインストーリーをクリアしたところですが、その後もストーリーが続くようです。
ネクソモンも381種類中、半分くらいしかゲットできていないので、まだまだ遊べる大ボリュームのゲームになっています!
ネクソモンの見た目が正当進化するから愛着が沸く
モンスターを育てる系のゲームで「進化したらかわいくなくなった~~~(泣)」という経験はありませんか?
突然2足歩行になったり、なんか喋りだしそうな見た目になったり、、、
完全な主観になってしまいますが、ネクソモンはちゃんとかわいく・かっこよく正統進化することが多いと感じました!
個人的にお気に入りの2匹を紹介しますね!
どうでしょう、正当進化してる感じがしませんか??
例にならって、妙におそろしい図鑑の説明もいいですよね!
一生懸命育てたのに進化しなかった、、、という悲劇を防げます。
2Dグラフィックのアニメーションでヌルヌル動く
本作ではテータス画面や戦闘画面等で、ネクソモンが常にアニメーションしています。
ポケモンは途中から3Dに変わりましたが、本作は2Dグラフィックでヌルヌル動きますよ!
ポケモンが2Dのまま続いてたらこんな感じかな~と思えるほどのクオリティです!
気になった点
バトルの戦略性が薄い
本作をプレイしていて1番気になった点ですが、バトルの戦略性が薄いと感じてしまいました。
ネクソモンはタイプが9種類あり、2つのタイプをもった複合タイプは存在しません。
そして、ネクソモンは自分のタイプとノーマルタイプの技しか覚えません。
電気タイプなら、電気タイプとノーマルタイプの技しか覚えないということですね!
同じレベル同士の対戦の場合は、タイプ相性が有利なネクソモンが勝つと思ってほぼ間違いないと思います。
ポケモンのように、「タイプ相性の悪い相手に4倍の弱点をついて勝つ」といったことができません。
なので僕の場合は、有利なタイプのネクソモンに交代してゴリ押すのが基本パターンになってしまいました。
CPUもけっこう交代してくるので、交代合戦になってしまうこともありました。
もし次回作を作成するなら、複数タイプの技を覚えられるようにしてほしいですね!
ネクソモンのレア度が分かりづらい
本作ではネクソモンごとにレア度が設定されていて、ステータス画面や図鑑で表示されます。
個人的には、レア度が低いネクソモンを使いづらくなってしまうので、なくてもよかったかな~と思うんですが、もちろんあった方がいいと思う方も多いと思います。
しかし、このレア度がややこしいんです。
- 普通
- 珍しい
- レア
- 超レア
- ウルトラレア
- 伝説
- 究極
パッと見どれがレアなのか分からないですよね。
「珍しい」のネクソモンを捕まえて喜んでたら、そのあと「レア」のネクソモンが出てきて、「え??どっちがレアなの??」ってなりましたw
まあレア度なんて気にせず、「ほんとうに つよい トレーナーなら すきなネクソモンで かてるように がんばるべき」なんでしょうね!
方向音痴でも問題なく遊べる?
本作は「方向音痴でも問題なく遊べるか」について解説します。方向音痴ではない方は飛ばしてくださいね!
本作はストーリ中けっこう自由に移動できるようになってるんですが、次の目的地への導線がしっかりしていてあまり迷うことはありませんでした。
もし次の目的地を忘れてしまっても、「ジャーナル」を見れば分かるようになっている親切設計です!
RPGあるあるで、時間を置いてしまうと「次どこ行くんだっけ?」ってなりがちですが、ジャーナルを見れば一目瞭然ですね!
それでも僕はプロの方向音痴なので、ダンジョン内で迷ってしまいました。方向音痴の方は一応注意した方が良いと思います。
レビューまとめ
- 前作未プレイでも大丈夫!展開の読めないストーリー
- ネクソモンの見た目が正当進化するから愛着が沸く
- 2Dグラフィックのアニメーションでヌルヌル動く
- バトルの戦略性が薄い
- ネクソモンのレア度が分かりづらい
ただの「ポケモンに似たゲーム」ではなく、ポケモンの良いところを取り入れて、独自の要素もプラスした良作でした!
バトルの戦略性が薄い部分が非常に惜しいですが、対人戦ではなく1人用のゲームなので仕方がないのかもしれません。
難易度は、しっかりとレベルをあげていてもボスでは苦戦するくらいで、ちょうどよく調整されていると感じました!
バトルよりも、ストーリーやモンスターのかわいさ・かっこよさを重視する人には特にオススメのゲームです!!
みんなもネクソモンゲットだぜ!
▼ストーリー序盤のプレイ日記を書きましたので、こちらもぜひご覧ください!
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