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テップウ
ゲームとマンガとロックが好きなアラサー。
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【レビュー】超探偵事件簿 レインコード【ネタバレなし】|ダンガンロンパ未プレイでも楽しめる?

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【レビュー】超探偵事件簿 レインコード【ネタバレなし】|ダンガンロンパ未プレイでも楽しめる?

方向音痴ゲーマーのテップウ(@teppu_game)です!

今回紹介するゲームは『超探偵事件簿 レインコード』です。

『ダンガンロンパ』シリーズの製作陣による完全新作になります!

僕はダンガンロンパシリーズをプレイしたことがありませんでしたが、ニンテンドーダイレクトの紹介映像で「これは好きなやつだ!」と謎の確信をし、予約購入しました。

ストーリークリアまでプレイしたので、ダンガンロンパとの比較や贔屓目なしに、本作単体の感想をネタバレなしで書いていきます。ぜひ購入の参考にしてください!

このゲームを簡単に説明すると?
  • ダンガンロンパシリーズの製作陣が手掛ける「ダークファンタジー推理アクション」
  • 雨が降り続く奇妙な街「カナイ区」を舞台に、超探偵たちが超巨大企業に挑む
  • 事件を調査して証拠を集めるパートと、謎迷宮を攻略して解決するパートに分かれて進行する
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ストーリー概要

物語の舞台は、なぜか雨が降り続ける街「カナイ区」。

カナイ区は超巨大企業である「アマテラス社」に支配されており、アマテラス社の保安部が実質、警察の役割を果たしています。

保安部は強引な調査でテキトーに犯人を決めつけて逮捕してしまうので、カナイ区では未解決事件が盛りだくさん。

そんな奇妙な街にある日、「超探偵」たちが召集されます。超探偵は、事件調査に役立つ超自然的な力「探偵特殊能力」を持つエリートです。

本作の主人公ユーマも、カナイ区に召集された探偵の一人です。

ユーマはまだ超探偵ではなく、探偵見習い……のようですが、どうやら過去の記憶をすべて失ってしまっているようです。

しかも、どこからか奇妙な声が聞こえると思ったら、死に神にとり憑かれているという事実が発覚しました。うーん、さんざんw

そんな記憶喪失で死に神にとり憑かれちゃってるユーマが、超探偵たちと協力しながらカナイ区の未解決事件の解決を目指していく物語です。

良かった点

超探偵能力と謎迷宮の斬新さ

僕はこれまで、割りと硬派な探偵ゲームを多くプレイしていたので、本作のファンタジー要素が斬新に感じました。

僕が斬新に感じたファンタジー要素を紹介するうえで、本作のゲームシステムを簡単に説明します。

本作は大きく分けて、以下の2つのパートに分かれてゲームが進行します。(各パートの名称は公式に記載されたものではなく、僕が勝手に付けた名前です)

  • 事件を調査して証拠や証言を集めるパート
  • 集めた証拠や証言をもとに事件を解決するパート

調査パート

調査パートでは、事件現場を調べて証拠を集めたり、街を駆け回って証言を集めたりします。

これだけの説明だと一般的な探偵ゲームと変わらなく感じますが、本作の事件調査では「超探偵能力」という特殊な力を使うことができます。

「超探偵能力」は、超探偵たちが訓練によって身に付けた、調査に役立つ能力です。

  • 声や身長、体つきまで変えられる「変装」
  • 半径50メートル程度の範囲内の生命体の有無と位置が分かる「生命体探知」
  • 殺人現場の第一発見時の状況を視ることができる「過去視」

といった、ポ○ナレフもびっくりな能力を使うことができます。

能力×探偵の組み合わせはおもしろいね!

主人公のユーマくんは、「ある条件下で相手の超探偵能力を共有できる」という超主人公級の能力を持っています。

ひとつの事件でいろんな探偵特殊能力が使えると、さすがに何でもありでごちゃごちゃしそうですが、基本的にひとつの事件に協力してくれる超探偵は1人なので、いい感じのバランスになっていたと思います。

事件ごとに使える能力が変わるので、ワクワクしながらプレイすることができました。

解決パート

調査パートで集めた証拠や証言をもとに、事件を解決するパートです。

本作は解決の仕方が非常に特殊になっていて、事件の謎を具現化した「謎迷宮」と呼ばれるダンジョンを攻略しながら、真相に迫ります。

謎迷宮は現実世界とは切り離された空間になっていて、謎迷宮に入っている間は現実世界の時間は止まります。

謎迷宮は事件の内容に影響されて構造や見た目が大きく変化するので、毎回新鮮な気持ちで挑むことができます。

現実世界とは一変して、サイケな世界観になります。

調査パートだけではプレイヤーもユーマくんも事件の全容がほとんどつかめてない状態ですが、謎迷宮では丁寧に少しずつ真相を解明していくので、推理が苦手な方でもプレイできると思います。

見た目は大人、頭脳は子供な僕でも推理できたよ!

謎迷宮では、ちょっとしたミニゲームやアクション要素があります。

中でも、事件の真相解明を阻もうとする人物を具現化した「謎怪人」とバトルする「推理デスマッチ」は、探偵ゲームとは思えない光景ですw

推理デスマッチは少し3Dアクションスキル(空間把握能力)が求められますが、プレイヤーの防御力が見た目に反して高めなので、苦手な方でもクリアできると思います。

死に神ちゃんのキャラクター

本作最大の魅力、それは「死に神ちゃん」のキャラクターだと思います!(超個人的意見)

死に神ちゃんは名前の通り、ユーマにとり憑いた死神の名前です。姿や声は、ユーマだけが認識することができます。

現実世界ではマスコットキャラクターのような見た目をしていて、謎迷宮ではなぜか人型になります。

死に神ちゃんは「元気で明るい性格だけど、死生感が人間と異なる」という、(僕は)今までに見たことがないキャラクターでした。

気にくわないやつがいたら明るく「ぶっキルしちゃおー!」と言い放ちます……w

口癖は「なぞまるー!」

ユーマくん以外には声が届かないので、どんなシーンでも思ったことを自由に喋ります。

ユーマくんはおどおど系の主人公で、最初プレイしたときは「好きなタイプじゃなさそう……」と思ったのですが、「死に神ちゃんのツッコミ」という役割によって魅力が引き出されていると感じました。

あと、調査パートではマスコットキャラのような見た目で着いてくるのですが、モーションが異様にたくさん用意されていて笑いましたw スタッフのこだわりを感じます。

いろんな意味でキワどい言動が多いので若干好みが分かれそうなキャラクターではありますが、僕はめっちゃ気に入りました!

家族の前でプレイすると気まずいかも……とだけ伝えておくよ!

とにかく死に神ちゃんのノリが軽いので、ダークファンタジーにありがちな陰鬱とした雰囲気を吹き飛ばしてくれるのが最高でした!

ユーマや死に神ちゃん以外にも、色付け濃いめの個性的で魅力的なキャラクターが多数登場します!

続きが気になるストーリー

ネタバレ防止のため多くは語りませんが、本作はストーリーも非常に良かったです!

本作のメインストーリーは主に、以下の2つの軸があります。

  • 超探偵 VS 超巨大企業
  • ユーマの記憶喪失の謎

少数精鋭のヒーローたちが悪の巨大組織に挑んだり、主人公が記憶喪失だったりするのはどちらもよくある設定だと思いますが、やっぱりおもしろいんですよね!

特にユーマくんの記憶喪失については謎な部分が多く、ストーリーの随所になんだか思わせ振りなシーンが差し込まれるので、考察しながら楽しくプレイすることができました。

後半からどんどんストーリーに引き込まれて、寝る間を惜しんでプレイしちゃったよ!

世界観にマッチしたBGM

ド派手な演出やサイケな色彩に注目しがちですが、BGMもめっちゃ良かったです!

かっこよくてどこか謎っぽい雰囲気もあり、世界観にマッチしていると感じました。

一番お気に入りの曲が流れたらついつい操作を止めてしまうくらい、僕には刺さりました!

豪華声優キャスト

本作は声優キャストも超豪華です!

普段アニメを見ない僕でも聞いたことがある声のキャラクターがいましたし、どのキャラも声がマッチしていると感じました。

特に、死に神ちゃん役の鈴代紗弓さんと、ヤコウ所長役の子安武人さんの演技が素晴らしかったです!

メインストーリーはすべてボイス付きになっているので、好きな声優さんが出演されている場合は購入を検討しましょう!

気になった点

テンポが悪く感じる

本作はプレイしていて「テンポが悪いな……」と感じてしまうことが多くありました。

  • ロードが多い
  • 無駄に移動させられる場面がある
  • 真相解明が丁寧すぎる

一番残念だと感じたのが、ロードの多さです。エリア移動したり、イベントが進んだりする度にロードが入ります。

ロードは一瞬で終わるときもあれば、30秒近くかかってしまうときもあります。(パッケージ版でプレイしたので、ダウンロード版だともう少し速いかもしれません)

エリア移動のロードはだいたい25秒前後かかるので、最近のオープンワールドに慣れている人は特に、煩わしく感じると思います。

だんだん慣れてくるけどね!

また、良かった点に「謎迷宮では丁寧に少しずつ真相を解明していくので、推理が苦手な方でもプレイできる」と書きましたが、少し丁寧すぎるとも感じました。

勘の鈍い僕でも、真相解明の途中でトリックや犯人が分かってしまうことが多かったので、推理が得意な人はもっと早い段階で察しがついてしまうかもしれません。

高難易度の推理ゲームで味わう「置いてきぼり感」がないのは良いと思います!

サブクエストがイマイチ

メインストーリーの他に、「依頼」というサブクエストのようなものがあるのですが、あまりおもしろく感じませんでした。

ほとんどが街を駆け回って順番にNPCに話しかけていけば達成できる内容になっていて、エリア移動のロード時間の長さも相まって退屈に感じてしまいました。

一部の依頼は、選択肢によって結末が変わるようになっていて、おもしろいものもありました。

欲を言えば、すべての依頼に選択肢がほしかったかな……!

依頼はクリアしなくてもメインストーリーを進めることはできるので、安心してください。

方向音痴でも問題なく遊べる?

本作は「方向音痴でも問題なく遊べるか」について解説します。方向音痴ではない方は飛ばしてくださいね!

最初プレイしたときは「やべえこれ絶対迷子になるやつだ」と危険信号が働きましたが、意外にもクリアまで一回も迷子になりませんでした。

カナイ区は細かくエリア分けされていて1つ1つのマップがそこまで広くないですし、右下に表示されるミニマップに目的地のアイコンが表示されるからだと思います。

あと、たまに死に神ちゃんがナビしてくれます。死に神ちゃんマジ天使。(死に神だけど)

謎迷宮に関しては、名前からしてめっちゃ迷子になりそうですが、まさかの迷子になる要素はひとつもありません。

方向音痴でも問題なくプレイできるよ!

レビューまとめ

ダンガンロンパをプレイしたことがなく、事前情報もほとんど調べずに予約購入してプレイしたので多少不安はありましたが、本作単体でも十分楽しむことができました。

探偵ゲームには珍しい演出や、ダークファンタジーな世界観も自分にはドンピシャでした!

ロードが多くテンポが悪い点が非常に惜しかったですが、「まあ死に神ちゃんがいるし」で片付けられるくらい、死に神ちゃんに魅力があると思います。

プレイしているうちにロードの多さも「こういうもんなんだな」と慣れてくると思うので、ぜひ多くの方に驚きのストーリーを最後まで見届けてほしいです……!

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レインコードがおもしろかったから、勢いでダンガンロンパも買っちゃったよ!

\ ゲームのレビュー記事を多数書いてます /

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