方向音痴ゲーマーのテップウ(@teppu_game)です!
どうやら『スーパーマリオ64』や『バンジョーとカズーイの大冒険』等に代表する、90年代後半の「箱庭探索型3Dアクションゲーム」から、色濃く影響を受けてつくられたゲームがあるらしい、、、
マリオ64と言えば子供の頃プレイして、めちゃくちゃ楽しいのにピーチ城で迷子になって詰んでしまったゲーム……。
大人になった今ならきっとクリアできるはずだ!!
と言うことで今回は『A Hat in Time(ハットインタイム)』をプレイしたのでレビューしていきます!
- 箱庭ステージを探索しながら砂時計を集めるのが目的の3Dアクションアドベンチャー
- ステージごとに変わるユニークなクリア条件
- 固有の能力を持った帽子を集めて、切り替えながらステージを探索する
良かった点
ファンタジーな世界観とかわいいけどクセのあるキャラクター達
主人公は帽子をかぶったヒゲのおじさん、、、ではなく
帽子をかぶったかわいい女の子です。
名前は「Hat Kid」
ちゃんと帽子をかぶったヒゲのおじさんも登場するから安心してね!
主人公のHat Kidが表情豊かでかわいいです!
それだけで多少のイライラは吹っ飛ぶのですごい大事です。
さらにゲームを進めていくと、スロットを回してコスチュームやカラーリングを変えられるようになります!
本作に出てくるキャラクターは個性豊かなキャラクターばかりです!
他にもクセのあるけどどこか憎めない、かわいいキャラクターがたくさん登場します。
日本語訳の精度も高く、思わずクスリと笑ってしまうようなネタもけっこうありました。
ステージによって雰囲気やクリア条件がガラッと変わるから飽きにくい
本作のステージクリア条件は、隠された砂時計(タイムピース)をゲットすることです。
『スーパーマリオ64』でいうところのスターですね!
単純にタイムピースを探すステージだけではなく、「特定の敵を倒したらタイムピースが現れる」といったように、クリア条件が存在することが多いです。
中には郵便配達を手伝ったり、映画の撮影に協力したり、殺人事件を解決したりと、同じゲームなの?って思うくらいバラエティに富んだ条件もあります!
中でも一番印象的だったのが、今までのかわいいステージからうってかわって、ガチホラーの館を探索するステージ。
びっくりしすぎてコントローラ投げそうになりました。
同じステージでも、夜になったり炎に包まれたりして見た目が変わるので、飽きにくいようにつくられていることが分かります。
きれいな海の平和なマフィアタウンが、、、
突然炎に包まれた!!!
炎に包まれてるのに何笑っとんねんw
帽子の能力を切り替えてギミックを解いていく達成感
本作では、最近の某ヒゲのおじさんのように、複数の帽子を切り替えながらステージを攻略していきます。
例えばこの赤い枠で囲ったアイテム。
通常のジャンプでは届きませんが、、、
帽子の能力で 緑色の箱を実体化させることによって、足場にすることができます!
こんな感じに何回も帽子を切り替えながらギミックを解いていくことになります。
後半になってくると複数の帽子を切り替えて、さらに不安定な足場を渡り歩くようなステージも出てくるので、クリアした時の達成感はひとしおですよ!
そしてここが地味に重要なポイントで、帽子の切り替えは「ワンボタン+スティック操作」で切り替え可能です。
もしこれが、メニューを開いて~帽子を選択して~だったら、、、めんどくさがり屋の僕はそこでゲーム終了でした。
高難易度で攻略しがいのあるボス戦
本作はアイテム集めだけではなく、もちろんボス戦も存在します。
まあ、この手のゲームのボスは3回殴れば倒せるっしょ!
なんて余裕ぶっこいて挑んでみたら、、、
何回も殴ってるのに倒れない!
そして異様に攻撃が激しい!
さらにステージ1のボスから形態変化までしてくる!
さっきまで楽しくタイムピースを集めてたのがうそのようだぜ!
ただ理不尽な難易度ではなく、ちゃんと攻撃パターンを見極めれば回避できるようになっています!
あと定期的に回復アイテムを投げてくる優しいボスたちなので、根気よく頑張りましょう!
ステージ3のボスの攻撃は激しすぎて、Switchがちょっと心配になりました(笑)
気になった点
Switch版はロード時間が長い
他の機種ではそんなに長くないようですが、Switch版は1回のロードに20~30秒くらい時間がかかってしまいます。
ステージに入ってからは基本的にロードは挟みませんが(ロードがあるステージもある)ゲームオーバーになったり、ステージの最初に戻りたいときなどは、また20~30秒のロード待たなければいけません。
ロード画面はステージごとに用意されていて非常にかわいいのが唯一の救いですが、さすがに30秒弱も見ていたら飽きてきますね、、、
他にもSwitch版は、カクついてしまうことがけっこうありました。
他に選択肢がある人は、Switch版以外を選択したほうがいいかもしれません。
もちろんSwitch版は携帯モードでプレイできるというメリットがあるので、どちらを優先するかですね!
ストーリー性が薄い章(ステージ)がある
本作はDLC無しでは5章構成になっています。
3章までは、良かった点に記載した通りバラエティに富んだステージが多くストーリーも楽しいのですが、4章はほとんどストーリーが存在しません。
単純にタイムピースやアイテムを探すアスレチックステージのようになっています。
足場が不安定な高いところに登って行って、落ちたらまたふりだしのような、イライラしてしまうステージもありました。
某ヒゲのおじさんだったら「ウワァァァァァァ~」って叫びまくりですね!
その辺も含めて懐かしく感じる人は楽しめるかもしれません。
方向音痴でも問題なく遊べる?
本作は「方向音痴でも問題なく遊べるか」について解説します。方向音痴ではない方は飛ばしてくださいね!
結論から言いいますとこのゲーム、、、めちゃくちゃ迷子になります。
ステージに隠されたアイテムを探すゲームなので、意図的に迷うようにデザインされてると思うんですが、もちろん方向音痴は開発者の想像を超えて迷うので、プレイ時間の3分の1くらいは同じところをぐるぐる回ってました。
帽子の能力で、次の目的地を教えてくれるというスーパー便利そうな能力があるのですが、目的地までの直線距離で表示されるので、途中に壁とかがあると結局ぐるぐる回って探すことになります。
それでもキャラクターや世界観が好きになって、さ迷いながらもゲームクリアまでプレイできました!
全アイテム収集は途中で断念しちゃいましたが……。
方向音痴のみなさんは迷子覚悟で購入しましょう!
レビューまとめ
- ファンタジーな世界観とかわいいけどクセのあるキャラクター達
- ステージによって雰囲気やクリア条件がガラッと変わるから飽きにくい
- 帽子の能力を切り替えてギミックを解いていく達成感
- Switch版はロード時間が長い
- ストーリー性が薄い章(ステージ)がある
総評すると、N64世代のゲームを今の技術でつくってみました!!というような作品でした。
プレイ中何度も、自分が方向音痴じゃなければ、、、と思わされました(泣)
3Dアクションが得意な人や、方向音痴じゃない人には自信をもっておすすめできます!
ファンタジーでユーモアがある世界観にきっとハマるはずですよ!!
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