方向音痴ゲーマーのテップウ(@teppu_game)です!
今回は『Death’s Door(デスドア)』というゲームを紹介します。
本作は「2Dゼルダ」に「ソウルライク」を足したようなシステムのアクションアドベンチャーです。
僕はゼルダのような謎解きが苦手なうえに、ソウルライクのゲームを簡単にクリアするほどのアクションの腕前はないので、本作は泣く泣くスルーしようと思っていましたが、、、
あまりに評価が高いので、ダメ元でプレイしてみました。
すると、作り込まれた世界観と洗練されたアクションにみるみるハマっていき、15時間ほどプレイして無事にクリアすることができました!
時間を忘れて一気にプレイしちゃったよ!
クリア後の感想やゲームの難易度についてネタバレなしで書いていきますので、ぜひ購入の参考にしてください!
- 死神カラスが主人公のゼルダライクな3Dアクションアドベンチャー
- 荒涼としたフィールドにユニークなキャラクターが多数登場するダークコメディな世界観
- 謎解きよりも戦闘アクション要素に比重を置いたゲームデザイン
良かった点
分かりやすいストーリーと魅力的な世界観
個人的な偏見ですが、世界観強めの海外産のインディーゲームはストーリーが分かりづらいイメージがあります。
しかし本作のストーリーはとっても分かりやすいうえに、魅力的なキャラクターが多数登場するので、最後までストーリーを楽しむことができました!
本作の主人公は死神(リーパー)のカラスです。リーパー教会でソウルを刈る仕事をしています。
さあ今日も元気にリーパー協会本部に出勤です!
職場に到着するや否や「おめーの仕事ねぇから!」と言われてしまいます。
しかしその後、「君はラッキーだ。特別なジャイアント・ソウルを用意した。無事に刈ってくれば少し休暇も取れるでしょう」と言われます。
こいつはくせえッー!怪しいにおいがプンプンしますが、リーパーカラス君は社畜なので仕事を受けてしまいました。
リーパー協会本部に、ソウルを刈る対象の場所へと続く扉が召喚されます。
リーパーたちは基本的に不老不死ですが、扉が召喚されている間は歳をとってしまうようです。(謎システム!)
ソウルを刈ってこないと扉は召喚され続けるので、リーパーカラスくんは歳を取ってしまいます。
急いでビッグ・ソウルを刈りに行きましょう!一刈り行こうぜ!
扉に入って奥に進むといました!この方が今回の刈り対象、ビッグ・ソウルの持ち主です。
ちなみにチュートリアルだと思って舐めてかかるとボコボコにされます。ちゃんと隙をついて攻撃をしましょう。
見事に倒してビッグ・ソウルをゲットしました!
さっさと協会に持って行って、帰ってゲームでもしようかと考えていると……
突然大きなカラスが現れて、ビッグ・ソウルを奪われてしまいました……!
このままでは扉が召喚されたままになってしまい、不老不死ではなくなってしまいます……!
急いで取り返しに行きましょう!というストーリーです。
旅の途中に出合うキャラクター達はみんな個性的です。
僕の1番お気に入りは、呪いで頭を鍋に変えられてしまったかわいそうな人。ナベドタマくん。
荒涼とした風景で暗いフィールドが多いのですが、ユニークなキャラクターやシュールなギャグが散りばめられています。
日本語訳もほぼ完璧です!
シンプルながら飽きにくい戦闘システム
本作はゼルダライクなゲームですが、謎解きや探索よりも戦闘アクションに比重が置かれています。
リーパーカラスくんの戦闘アクションは非常にシンプルです!!
- 近接攻撃
- タメ攻撃
- 矢or魔法攻撃
- 緊急回避
アクションはシンプルですが、敵が多彩な攻撃をしてくるので最後まで飽きずにプレイすることができました。
難易度はそこそこ高いですが、何回かチャレンジすれば突破できるレベルだと思います。
カラスくんは体力が少なく無敵時間が短いので、ゴリ押しはできません。しっかりと敵の攻撃を見切って、隙をついて攻撃をする必要があります。
この書き方だと難しいように感じてしまうかもしれませんが、けっこう大き目な隙を見せてくれるのでだんだんと攻略方法が分かってきます。
個人的に良いと思ったポイントが、敵の残り体力の表現方法です。
敵の体力ゲージは表示されませんが、体力が減っていくとだんだんヒビのようなものがはいっていきます。
どんどんヒビが増えていくので、やられてしまっても「もう少しで倒せたかも!」という気持ちになります。
体力ゲージを表示するとせっかくの世界観が壊れてしまうので、このような表現方法にしたのかもしれませんね!
デスペナルティがほとんどない
リーパーカラスくんは「ソウル・エナジー」を消費して能力を強化することができます。
「ソウル・エナジー」は敵を倒すと獲得できるほかに、マップのいたるところに隠されています。
ソウルライクのゲームだと、ゲームオーバーになってしまうと「ソウル・エナジー」をすべてロストしてしまうイメージですが……
本作のデスペナルティは少し前の場所に戻されるくらいです。
戦闘の緊張感は少し薄れるかもしれませんが、ヘタレゲーマーとしては、何回もゲームオーバーになりながらも着実に主人公を強化できるのでモチベーションが下がりづらいです!
プレイ時間がムダにならないのがうれしい!
本作の高難易度ポイントとして、「敵が次々と出現してすべて倒さないと次に進めない」といった場面が多々あります。
何回もゲームオーバーになってしまうこともありえる難しさなんですが、一度すべて敵を倒してクリアすると、次同じ場所を通っても敵は出現しません。
本作のシステムは全体的にプレイヤーに優しく、デスペナルティはほとんど無いと言っても過言ではないでしょう!
気になった点
後からのアイテム回収が大変
マップのいたるところに「ソウル・エナジー」や、収集アイテム等が散りばめられています。
本作はストーリーが進むにつれてリーパーカラスくんのアクションが増えていくシステムになっていて、後からアイテムを回収しに戻らないといけないことも多々あります。
しかし、本作はマップ(地図)が存在しないため、後で回収に戻ろうと思っても場所を忘れてしまいます。
僕のような方向音痴だと特に大変で、結局隅々まで探索しなおすことになってしまいました。
カラスくんの移動スピードもそんなに速くないため、ずっと探索してると疲れてきます。
アイテムコンプリートは根気が必要です!
能力強化の実感があんまりわかない
前述した通り、「ソウル・エナジー」を消費してリーパーカラスくんを強化することができます。
強化できる項目は以下の4つです。
- 近接武器のダメージとリーチ増加
- 近接・遠隔の攻撃速度アップ
- 移動速度アップ
- 遠隔攻撃のダメージアップ
それぞれ5段階まで強化できるのですが、1段階分強化しただけではあんまり変化を感じることができません。
例えば3回攻撃すれば倒せる敵がいた場合、1段階攻撃力を上げただけでは、まだ3回攻撃する必要があります。
リーパーカラスくんはジワジワと強化されていくので、能力アップのワクワク感は少し薄いと感じました。
方向音痴でも問題なく遊べる?
本作は「方向音痴でも問題なく遊べるか」について解説します。方向音痴ではない方は飛ばしてくださいね!
本作は前述した通り、マップ(地図)がありません。
方向音痴にとっては死活問題!地図が無いゲームだと最悪迷子になって詰んでしまう危険性もありますが……
本作はそこまでフィールドが広くないため、数時間さ迷うということはありませんでした。(次の目的地が分からずに1時間くらいさ迷った箇所が1つだけありました)
超方向音痴の僕でも攻略サイトを見ずにクリアできたので、ほとんどの方は大丈夫だと思います!
アイテムコンプリートは断念したけど……
レビューまとめ
- 分かりやすいストーリーと魅力的な世界観
- シンプルながら飽きにくい戦闘システム
- デスペナルティがほとんどない
- 後からのアイテム回収が大変
- 能力強化の実感があんまりわかない
少し難易度は高いですが、操作方法がシンプルでデスペナルティもほぼ無いので、幅広くオススメできると思います。
2Dゼルダが好きな方には特にオススメですが、謎解きは簡単なものが多いので、アクションよりも謎解きを楽しみたい方は物足りないかもしれません。
とにかく作り込まれた世界観とユニークなキャラクターが魅力的なゲームでした!!
リーパーカラスくんとなってビッグ・ソウルを取り返しましょう!
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